病院見学行きたいけどどんなメール送ったらいいか分からない
病院見学のメールの文面を教えてほしい
見学が終わったあとのお礼のメールは送るべき?
この記事を読むと、上記の悩みや疑問が解決できます。
医学生や初期研修医の皆さん、病院見学のメールを送るとき、「どんな文面が適切なんだろう?」と悩んだことはありませんか?
病院見学は将来のキャリアに直結する大切なステップであり、メールの書き方一つで印象が大きく変わるものです。
しかし、何をどう書けばいいのか迷うのは当然のこと。
そこで今回は、病院見学をお願いする際のメール文面のポイントを、医学生と初期研修医、それぞれの立場に合わせて詳しく解説します。
こんにちは。 【ゼロから始める医師生活】というブログやTwitterで医師のポイ活やバイト/転職情報などを発信しているぜろえん(zeroen_doctor) です。
@医学教育にも関わっておられるサガルマータ先生に病院見学のメールの書き方を教えてもらいました!
この記事を読むことで、自信を持って病院見学のメールを送ることができるようになり、病院側にしっかりとした印象を与えることができます。
お礼メールの書き方についても、よくある失敗例と改善例を交えながら紹介します。
実際の文面も載せましたので、コピペしてアレンジしてもらえばすぐに使うこともできます!
効率的で効果的なメールの書き方をマスターし、安心感を持って病院見学に臨みましょう。
放射線科医サガルマータです。
現在大学病院で医学教育の一端も担っております。
医学生や研修医時代にはビジネスマナーを学ぶ機会が少ないため、言葉遣いや内容に困っている方によく出会います。
今回は病院見学をお願いする際、そして見学後にどのようなメールを送るべきかを実際のメールの文面も示しながら解説していきます。
初期研修医の方に向けてマッチングの記事も書いています。
【全落ち回避】初期研修医×マッチングの完全ガイドと対策のコツ!
病院見学をお願いするメール(医学生編)
【実際に送るメールの一例】
件名:病院見学のお願い(▲▲大学●●●●)
〇〇病院 ××課
△△△△ 様
初めてメールを差し上げます。
私、▲▲大学医学部5年の●●●●と申します。
先日、□□で行われました病院説明会に参加させて頂き、その際に貴院の研修プログラムに大変興味を持ちました。
是非とも病院見学をお願いしたく、今回ご連絡を差し上げた次第でございます。
見学の日程をご相談させて頂きたいのですが、貴院のご都合はいかがでしょうか。
見学を受け入れていただけます日程につきまして、ご返信を頂けますと幸いです。
なお、先日の説明会で特に救命救急センターにおける研修医の診療体制、そして日々の研修医勉強会の様子について非常に興味を持ちましたので、もし可能なようであればお見せいただけますと幸いです。
お忙しいかとは存じますが、何卒宜しくお願い申し上げます。
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▲▲大学医学部5年
●● ●●
E-mail:xxxxxxxxx@yyyyy.com
住所:〒○○○-○○○○
〇〇県××市△△町□-□-□
TEL:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
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まずは病院見学をお願いする際の基本的なマナーを抑えましょう。
それぞれの注意点を下に書きました。
件名:
病院見学のお願いということがわかるのが大切。
他にも多数の学生がメールを送るため、件名に大学名や名前を入れておくことが望ましいです。
宛先:
多くの場合、病院のホームページに研修担当の部署や担当者の名前、メールアドレスなどが記載されています。
もしメールアドレスしかわからなかった場合には「〇〇病院 病院見学ご担当者様」と記載しておきましょう。
本文:
見学のきっかけについては病院説明会の他に、HPをみた、知り合いの医師からの紹介など様々なパターンがあるので、適宜変更してください。
日程は、相手からの提案を待ちましょう。
こちらからどのような科、部門をみせてほしいか、現在どういったことに興味をもっているか、などは先に伝えておくことが望ましいです。
見学自体はいつでも受け入れている病院が多いですが、診療科ごとに見学に適した曜日が異なる場合があるため、興味があることを先に伝え、それに応じた日程を提案してもらいましょう。
署名:
先に基本情報を伝えておくことでその後の書類のやり取りなどがスムーズになります。
病院見学をお願いするメール 初期研修医編
【実際に送るメールの一例】
件名:〇〇科見学のお願い(▲▲病院●●●●)
〇〇病院 ××課
△△△△ 様
初めてメールを差し上げます。
私、▲▲病院で初期臨床研修〇年目をしております●●●●と申します。
先日、□□で行われました病院説明会に参加させて頂き、その際に貴院の〇〇科における後期研修に大変興味を持ちました。
是非とも病院見学をお願いしたく、今回ご連絡を差し上げた次第でございます。
見学の日程をご相談させて頂きたいのですが、貴院のご都合はいかがでしょうか。
見学を受け入れていただけます日程につきまして、ご返信を頂けますと幸いです。
お忙しいかとは存じますが、何卒宜しくお願い申し上げます。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
▲▲病院 初期臨床研修医〇年
●● ●●
E-mail:xxxxxxxxx@yyyyy.com
住所:〒○○○-○○○○
〇〇県××市△△町□-□-□
TEL:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
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ほとんど初期研修の時と同じ内容になります。
基本的に診療科を指定して見学をすると思うので、その点を件名と本文に記載して送りましょう。
後期研修先を探す際に最も大切なことは、どのようなきっかけでその病院を見学したいと思ったのかという点になります。
後期研修では、初期研修時とは異なり、業務の幅が広がると同時に診療内容への責任が格段に増えるため、病院側は雇い入れる医師の素性や背景、人柄などを重視する傾向にあります。
こちらは私が実際に採用担当の方に言われたことですが、「出身地や出身大学が病院の近くでもなく、その病院に知り合いもいないという医師からの応募はかなり警戒して面接をする」ということが採用側の共通認識としてあるようです。
昨今、医療事故や医師個人の起こした問題がニュースやSNSで拡散され、病院の評判低下につながる時代となってしまいました。
そのため、医療機関側も採用する人材に慎重になっています。
一定以上の能力を有しているかはもちろんのこと、当たり前のマナー、接遇が身についているか、経歴に問題はないか、といったことを確認しています。
メールの内容や見学時の態度などで問題のある人物だと認識されてしまわないように気をつけましょう。
病院見学のお礼メール (医学生・初期研修医共通)
次に病院見学後に送るお礼メールについてです。
まず少し悪い例を提示します。
上に提示したメールは一見、問題なさそうな内容です。
確かに基本的なマナーに問題はありませんが、受け手側にしてみると見学があまり響かなかったのかなという印象を抱いてしまいます。
もし見学の結果、その病院への就職活動を終了するなら構いませんが、今後マッチングを見据えていく場合には、ぜひとも見学で感じた病院の印象や、見学で学んだ内容について言及することが望ましいです。
そこで、このメールを改良した一例を下に提示し、要点を解説していきます。
①お礼メールの悪い例
件名:病院見学のお礼(▲▲病院●●●●)
〇〇病院 ××課
△△△△ 様
▲▲病院の●●●●でございます。
本日は、お忙しいところ、病院見学の機会をいただきまして誠にありがとうございました。
本日の見学では、△△様をはじめ、スタッフの皆様がわかりやすくご説明くださり、大変充実した時間を過ごすことができました。誠にありがとうございました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
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▲▲大学医学部5年(以下、略)
さて、このメールのどこを変えた方が良いのかな??
②お礼メールの改良例
件名:病院見学のお礼(▲▲病院●●●●)
〇〇病院 ××課
△△△△ 様
▲▲病院の●●●●でございます。
本日は、お忙しいところ、病院見学の機会をいただきまして誠にありがとうございました。
本日の見学では、△△様をはじめ、スタッフの皆様がわかりやすくご説明くださり、大変充実した時間を過ごすことができました。誠にありがとうございました。
特に、私の現在の志望科であります循環器内科の見学では、▼▼先生に大学の実習では学べないような、実際の臨床現場での診療をお見せいただき、改めて循環器内科医の知見の深さと、カバーする疾患数、患者層の広さを知り、より一層日々の勉学に励む必要性を感じました。
また、救急科で実際にご勤務されている研修医1年目の先生方のお姿を拝見し、貴院の充実した研修内容を伺い知ることができました。
今回の見学を通じて、より一層貴院で初期研修をさせていただきたいという思いが強くなりました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
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▲▲大学医学部5年(以下、略)
こちらが改良例になります。
要点を解説していきます。
件名:
病院見学のお礼であるということがわかることが大切です。
やはり、件名に大学名や名前を入れておくことが望ましい。
宛先:
基本的には見学前に連絡を取っていたアドレスに送ります。
見学中に名刺を頂いた方にはメールを送るのが丁寧かもしれませんが、通常はそこまで求められることは少ないです。
本文:
見学でどのような感想を抱いたのか、それをきっかけに今後どのように進路を考えていくのかという点を記載しましょう。
病院側も学生が本音と建前を使い分けていることは承知していますが、それでも見学で自分の病院がどのように映ったのかという点は非常に気になります。
印象に残った出来事やお世話になった先生との会話、研修医の姿などを見学中に覚えておきましょう。
見学した診療科で学んだこと、そして研修医の業務や研修の様子をそれぞれ簡潔に一点ずつ記載することをおすすめします。
その他:
お礼のメールをいつ送るかについては見学した曜日や、終了した時間などにより様々でしょう。
理想は見学当日に送ること。
どんなに遅くとも翌日には必ず送りましょう。
メールの大部分はテンプレートで構いませんので、あらかじめ下書きして準備しておくことがおすすめです。
まとめ
病院見学に関するメールのやりとりは一見簡単そうにみえて、意外と難しいものです。
一般的なビジネスメールのマナーを守ることはもちろんのこと、就職活動も兼ねているため、自分をアピールする必要があるということを認識しましょう。
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