内科の先生方は過渡期ということもあり総合内科専門医試験を受けられる方が多いのではないでしょうか。
しかし臨床などをしながら試験勉強をするのは難しいですよね。
なるべく最小限の勉強量で試験を突破したいものです。
「総合内科専門医試験を受けるけど、勉強している暇がないから何とかしたい。」
「総合内科専門医試験の最低限の試験対策を具体的に知りたい。」
「総合内科専門医試験対策で買っておけばいいものを知りたい。」
こんな先生は参考にしてください。
実際に私は勉強量を絞って(絞らざるを得なかった面もありますが)なんとかギリギリ試験を通過できましたので、勉強につかった問題集や参考書についてまとめました。
私より優秀な先生が大多数と思いますので、もっと少なくても大丈夫かもしれませんが勉強量の参考になれば幸いです。
2019年度の総合内科専門医試験の復元をしていますので試験対策にどうぞ
Contents
総合内科専門医試験について
総合内科専門医は新しい内科専門医制度のために過渡期となっています。
2020年度までは措置的受験で病歴要約の提出免除されることから内科系の先生方で受験されている方も多いですよね。
認定内科医資格を更新した場合、1回のみ病歴要約提出を免除して総合内科専門医試験の受験は可能。(適用は2026年度まで)
そのため今後も受験される先生も多いでしょう。
実際2019年度の合格率は65.4%(ソースはこちら)とこの種の試験としては【難しい】と言えるでしょう。
勉強せずに受験してもまず落ちます。
私は2019年度に総合内科専門医試験を受験して何とか合格することができました。
そこで総合内科専門医試験の試験対策について記事にします。
それほど勉強時間を確保するでもなく、なんとか合格するのに必要だった最低限の勉強方法について書きます。
実際に総合内科専門医試験対策で使用した問題集などのまとめ
まず結論で、下に紹介しているものを使用しました。
詳しくは下の段落でそれぞれ紹介します。
おまけ(?) 「5ちゃんの総合内科専門医試験スレ」
私が勉強したのは以上になります。
総合内科専門医試験の試験対策でやっておきたい問題集などを個別に紹介!
当然ですが可能なら多くの問題をこなす方がいいに決まっています。
ただ正直そんな時間もありません。
必要最低限の量で最大の効果を出すには、紹介した問題集などを解いてその周りの知識をイヤーノートなどを使って固めていくのが王道の勉強法です。
病理写真などもよく出るのでアトラスも併用しましょう。
そのためなるべく早めに問題集に取り掛かるのが良いでしょう。
イヤーノートは最新版で持っておきたい
みなさんお馴染みのyear note。
これについてはマストでしょう。必ず最新版を手に入れておきましょう。
付属しているアトラスやクイックチェックも参考になります。
購入するにはなかなかいい値段がしますが安く変える方法もあるので下の記事を参考にしてください。
【裏技】ほぼ新品のイヤーノート最新版をカンタンに3割引きで買う方法!
生涯教育のためのセルフトレーニング問題集はマスト

全275問の問題・解答解説集。
現在第4集まで発売されています。
新しくなるにしたがって本の厚みも加速度的に増しています。
第4集は2015年ー2017年にかけて出題された3年分のセルフトレーニング問題に新作問題129問が追加されています。
分量も豊富で解答も充実しているので勉強の中心となります。
これを使って知識を固めていきましょう。
解いてみると分かりますが専門分野以外でかなり難しい・・・。
1冊終わらすのもかなり時間がかかります。
最新のセルフトレーニング問題は問題集には未収載なので注意
セルフトレーニング問題集は最新が第4集で2017年までの収録となっています。
つまり・・・
2018年、2019年、2020年、2021年分は未収録!
毎年のセルフトレーニング問題は必ず内科学会から申し込みをするようにして、最新のセルフトレーニング問題はこなしておきたいところ。
2020年度のセルフトレーニング問題について解答締め切りが2020年9月30日。
採点結果や解答については2020年12月10日頃となっています。
本来であれば受験する年のセルフトレーニング問題の解答は総合内科専門医試験後の解答発表になるのですが、2020年度から総合内科専門医試験は延期されていますのでフォローできますね。
日本内科学会認定内科医試験・総合内科専門医試験/過去問題集はカンタンだけどやっておきたい


過去問となっていますが、本試験と比較してみるとかなり簡単。
おそらく割れ問や不適切問題などは削除していわゆる良問を揃えたためでしょうか?
実際の試験の難易度はもっと高いものなので、これに油断するとまずいですよ。
第2集が最新版。
これは2018年度の出題問題から認定内科医試験問題190題と総合内科専門医試験144題の計334題が収録されています。
第1集では解説なし、もちろん解答はあり。
第2集は解答・解説あり。
簡単な内容とはいえ、勉強になりますのでこなしておきたい。
ケアネットTVのWEB講義を見る
ケアネットで総合内科専門医試験対策として【長門流 総合内科専門医試験MUST!】が配信されていました。
今年も長門直先生による総合内科専門医試験対策のための動画による実践講座がスタートします!
「長門流 総合内科専門医試験MUST!」の2019年バージョンは、2018年試験以降のガイドライン改訂や新薬のアップデートを盛り込み大幅改訂。また、2018年と2017年に出題された問題がわかるようにしているので、合格するための要点がさらに絞りやすくなりました。 長年試験を分析してきた長門先生だからこそわかる試験の「出るところ」をしっかり押さえて、試験合格のための無駄のない勉強を始めましょう。ケアネットTVより引用
私はケアネットの株主優待でケアネットTVを無料視聴できたので試験前に苦手分野にしぼって視聴しました。他にもケアネットのポイントで視聴するという方法もあります。
ケアネットの会員にならなければいけませんが、紹介登録するだけで1000円分のポイントをもらえるので未登録の先生にはおすすめ。ケアネットで年間5万円以上を稼ぐ医師がポイントの貯め方を徹底解説!
ケアネットTVは評判通り?医師の私の口コミ・体験談を詳しく紹介!
5ちゃんの総合内科専門医試験スレは普通に役立つ
5ちゃんというのは旧2ちゃんねるですね。
5ちゃんのスレッドをおすすめするのもどうなんだとも思いましたが普通に役立ちましたので書きました。
むしろ一番役に立った、まであります。
特に試験が終わった直後の日からいろんな先生が集まって問題についてアレコレ書いています。
つまり、実際の過去問がどうだったのか分かるということですね。
これだけの直近の過去問の情報を集めることは難しいので重宝します。
直近の過去問で出題されている範囲は重点的に勉強した方がいいのは間違いないのでチェックしておくといいですよ。
『内科系専門医試験 Quick Check』はスキマ時間に使える
Quick Checkはイヤーノートを購入すればついてきます。
認定内科医試験でも総合内科専門医試験でもQuick Checkは使えます。mediLinkで電子書籍版のイヤーノートを購入すればQuickCheckのアプリを使えるのでスキマ時間を活かしやすい。
試験直前に試験開始を待ちながらアプリでQuickCheckをつかった最後の見直しをしている方が多く見られました。
こちらの記事でmediLinkについて詳しく解説しています。
【体験談あり】mediLinkで試験対策!イヤーノートと連携させろ!
補足;新薬について
新しい薬が出ると一気に広がっていく業界ですので、新薬については出題が行われやすい傾向があります。
新規薬剤については作用機序、副作用、適応、臨床現場での投与方法などの詳細を調べておきましょう。
こういった情報の効率的な収集には、ケアネット、エムスリー、メドピアなどの医療情報サイトが有用です
スキマ時間を見つけてチェックしておきましょう。
総合内科専門医試験対策で結局使わなかった問題集を紹介!
下では私は実際に購入したものの勉強に使わなかったものもありますし、そもそも購入していないものもあります。時間がない先生は下で紹介する本については飛ばしてokと考えます。
まずは上で紹介した本をこなして、余裕があればここで紹介する本に取り組めばいいでしょう。
「生涯教育のためのセルフトレーニング問題集第1,2集」は古いので使用せず
第1集については古すぎると思い購入せず。第2集については買ったもののやはり内容が古いと感じました。
単純に手が回らなかったこともあり使用せず。
クエスチョンバンク 総合内科専門医試験 予想問題集 第1版 第2版は購入したものの古いし結局使わず
第1版 第2版と合わせるとかなりのボリュームがあります。
余裕があればしようと思い購入したのですが結局手は回らず。
たださっと見た限り内容は少し古い面があると感じました。
結果論ですが、使わずに合格することはできました。
内科学会雑誌にある「MCQ(multiple choice question)」は全てスルー
これをオススメする先生をちらほら見ますが、全てスルー。
最新の話題をフォローするには有効なのでしょう。
総合内科専門医試験で使用した問題集等は最後は売却してしまおう
認定内科医試験・総合内科専門医試験はともに受験料が30,000円となかなかいい値段。
地方の方であればさらに往復の交通費や宿泊費もかかります。
試験勉強に使った問題集や参考書などはヤフオクなどで売却できるので必要でない方はまとめて売りましょう。
他にも試験費用を回収する裏技がありますので、下の記事を参考にしてください。
総合内科専門医試験の問題復元バイトで15万円を稼いだ方法を紹介!
毎年受験生はいるので、欲張らずに値段を抑えて出品すれば売れるかな。
私は試験代の半分くらいは問題集の売却で回収できました。
まとめ
総合内科専門医試験対策の勉強方法などについて最低限必要だと思われるものをまとめました。
医師であることを利用してカンタンに稼ぐ方法があります。
それは医師のポイ活です。
いわゆるポイ活と違い、医師のみを対象としているサイトを利用するため驚くほど高単価に設定されています。
そこで当サイト管理人ぜろえんが9つのポイントサイトについて登録の仕方から効率的な稼ぎ方まで詳しく紹介しています。
これらのサイトは実際に管理人ぜろえんが利用し、2020年は27万円を稼いでいます。
バイトを詰めこみ稼ぐのもアリですが、医師のポイ活でせっせと楽して稼ぎましょう。
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