書籍の自炊って何・・・?
医学書の処分に困っている
医局の机や自分の家の本棚を整理したい!
この記事を読むと、上記の悩みや疑問が解決できます。
医師であれば医学系の雑誌や書籍が大量にありますよね。
もしカンタンに電子書籍化してタブレットなどで気軽に持ち運べる方法があるとしたら、やってみたくないですか?
結論から言うと、書籍の電子書籍化、通称『自炊』には裁断機やスキャナが必要ですがAmazonで数万円で揃えられますし、作業も慣れれば数分で可能です。
こんにちは。 【ゼロから始める医師生活】というブログやTwitterで医師のポイ活やバイト/転職情報などを発信しているぜろえん(zeroen_doctor) です。
@今回紹介する『自炊』は書籍の電子書籍化のこと。
書籍を電子書籍化するだけで省スペースになりますし、タブレットなどに全てのデータを詰め込んで持ち運ぶことができます。
この記事では実際に医学書を自炊化する過程を写真つきで分かりやすく解説しています。
自炊化するのに必要な機材やおすすめの商品も併せて紹介しているので、記事を読んですぐに実践できるようになります。
医学書×電子書籍についてはこちらの記事でまとめています。

書籍の自炊に必要なもの
・書籍
・裁断機
・PC
・スキャナ
・読みたい媒体(タブレットなど)
書籍の裁断をせずにスキャンするのは現実的ではなく裁断した書籍は基本的に廃棄となります(メルカリなどで出品されている方もいます)。
スキャンしたデータはPCで保管したり読むことができますが、手軽に使うならタブレットが必須です。
スマホでも読めますが拡大したりなどストレスがあります。雑誌、教科書などの文字が密集しているものは最低でもタブレット、可能であればPCです。
やっぱり自分で自炊化するのは面倒だという方は医学書のような専門書でも丸ごと詰めて送れば買取をしてくれるメディカルマイスターという専門業者があるので、そちらを利用しましょう。
私が利用したときの記録を記事にしていますので参考にしてください。
メディカルマイスターは評判通り?医師の私の口コミ体験談を詳しく紹介!
自炊した書籍を読むときはiPad miniを使用しています。大きさ、解像度のバランスが非常に良くおすすめできます。
自炊に必要なおすすめの裁断機とスキャナを紹介
医学書の自炊に必要な裁断機とスキャナを具体的な商品をあげて紹介していきます。
ただ買わなくても印刷屋などでスキャンし電子化してくれる自炊代行の業者もあるので購入は必須ではありません。
自炊に挑戦してみたいけどどんな機材がいるのかな?
使用している機材を紹介します。ただ業者に依頼することもできるのでまずはそちらで試してみてもいいかも。
裁断機のおすすめ
薄い本であればカッターなどで裁断することもできますがおすすめしません。
理由はスキャナが壊れる可能性があるからです。裁断面があまりにバラバラだと、そのゴミがスキャナに詰まって壊れるおそれがあります。
安いものでいいのでしっかりとした裁断機を購入されることをおすすめします。おもに裁断したいものがどれくらい厚いかで探してください。おおよそ400枚程度のものでよいでしょう。
私はDurodexのSTACK CUTTER 200-DXという商品を買っていますが、Amazonで40,000円以上します。
初心者の方は最初から高価な裁断機を買うのは気が引けると思うので外注もあり。私も最初は裁断だけこちらのサイトで外注していました。1冊50円くらいからあります。
ちなみにイヤーノートのようなぶ厚い書籍を裁断したいなら専門業者に外注するか2つ以上に分割して行うようにしましょう。手間はかかりますが、自分でも可能です。
スキャナのおすすめ
スキャナはScanSnapがとにかくおすすめ。
私はSnapScanのiX1600というフラッグシップモデルを使っています。
こちらは素晴らしい正確性ですし両面同時にスキャンできます。設定の時点でどれくらいの解像度か、白黒、カラーかなどを設定しておけばワンタッチであっという間にスキャンが終わります。
例えば雑誌であれば1分かかりません。
値段をもう少し抑えるなら若干スキャンが遅くなりますが、iX1300もあり。
医学書の自炊のやり方
分かりやすいように画像を多めに添えて解説します。
まず医学書を裁断します。
裁断機に書籍をセット。書籍はどこまで糊付けされているかで裁断する場所が変わりますので開いて確認してください。慣れないうちは糊付けの部分を裁断したりして、裁断をやり直すこともありますが、すぐに慣れます。
セットしたら実行のボタンを押す(上の真ん中の画像)。
このボタンを押すと赤い光が出て、裁断するラインが示されます(画像では見にくいですが)。糊部分を超えているかしっかり確認してレバーを倒すと、下の写真のように上手に裁断できました。

もちろん指などを入れないように十分注意してください。
次にスキャンのやり方を説明します。
スキャナの設定にそって、裁断した書籍を設置します。医学系雑誌なら一回でスキャンできるでしょう。(マンガだと一回では困難なので2回から3回に分離します)
データは画像形式をPDF形式などに指定できます。おすすめはPDF。
PDFはデータが圧縮される上に、画像のように1枚1枚で保存されず、1冊の本として保存できるからです。(上の真ん中の画像)
非常に高い解像度でしかも雑誌だと1分程度のスピードで取り込めます。取り込んだ画像をiPadでみているのが上の右の画像。
私はそこまでやっていませんが、スキャンしたデータをOCRにかけると全文検索が可能なPDFファイルに変換できます(上で紹介したScanSnapでは可能)。設定などはScanSnapのサイトで紹介されています。
これなら私でもカンタンに自炊することができるな
やっぱり自分でも難しそうor面倒なら業者に丸投げすることもできるよ
自炊化した本はアプリで読む
PDF化したデータを読むのにおすすめはSideBooksという無料のiOSアプリ。
データの移行にはPCとタブレットをつなげて行います。iPadではiTunesなどのソフトを経由することになりますね。
DropBoxなどの外部クラウドを利用してワイヤレスにPCからタブレットに移行することももちろん可能。

SideBooksは本当の本棚のように使用することができ、電子書籍を揃えることにテンションが上がります。上の画像がSideBooksの実際の本棚の様子です。
本来の本棚を自分のタブレットの中にもっているようなものです。画像上では取り込まれた表表紙を背表紙として自動変換して表示されています。背表紙を取り込まなくてよいので便利ですね。
本棚を種類によってフォルダ分けできるので、電子書籍の方がより整理され見やすくなります。
最初は大変ですが、慣れると5分しないでここまで到達します。
慣れてしまえばカンタンにできるし、そこまで時間はかかりません
自炊のメリット

自炊するメリットは省スペースと携帯性にあり。
今まではスペースがなくなり捨てていた書籍を自炊でタブレットやPCに入れ込むことができました。
タブレットなどの携帯端末にデータを入れておけば、いつでもどこでも自宅の本棚を持ち運べます。
日常の臨床で困ったときに手持ちの端末から膨大なデータに瞬時にアクセスできます。実際に仕事で救われたことが何度もあります。
書籍を自炊するメリットは大きいと思うよ
自炊のデメリット

自炊するのは難しくはありませんが、多少手間と、機材まで用意すると費用がかかります。
手間は自炊することだけでなく、(スキャンしたデータをOCR化しない場合は)KW検索ができないのでバーを左右に動かしながら該当する場所を探す手間もあり。
この手間を省きたい方は自炊するのではなく、販売されている電子書籍を買うことをおすすめします。
医学書の電子書籍であればM2PLUS、医書.jp、mediLinkなどで購入可能。
どこの販売店で購入しても専用アプリを使用すれば検索などの機能はストレスフリーで使用できます。
詳しくはこちらの記事で紹介している。
自炊するデメリットも分かった、さてどうしようかな
まとめ
自炊(書籍の電子化)を医学書でもやりましょう。
作業は慣れれば5分でできますし、面倒であれば業者に代行依頼することも可能です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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