医学書の整理整頓をしたい。
医学書/専門書/学術書の電子化を考えている。
書籍の自炊代行ってどうなの?
この記事を読むと、上記の悩みや疑問が解決できます。
みなさん、専門書の山どうしてますか?
電子化すれば整理整頓になりますが、一冊一冊スキャンするのって、かなりの手間ですよね?
そこで『自炊代行業者に依頼する』という手があります。
実際にぜろえんは医学書など書籍を自炊代行業者を利用して電子化した経験があるので、その経験をもとに自炊代行について紹介します。
こんにちは。 【ゼロから始める医師生活】というブログやTwitterで医師のポイ活やバイト/転職情報などを発信しているぜろえん(zeroen_doctor) です。
@この記事では、実際に自炊代行を依頼した経験から、自炊代行の流れや、特に主要業者であるの紹介、選び方のコツや注意点をシェアします。
専門書を自炊するにあたって『やっぱり専門業者に任せるのが楽だよな』と思う方はぜひ参考にしてください。
もちろん医学書だけでなく他分野の専門書・学術書でも同様なので医師に限らず専門家の方の役に立ちます。
この情報を参考にすれば、みなさんもスマートに医学書を電子書籍化できて、毎日のちょっとしたスキマ時間も有効に活用できるようになりますよ!
自炊代行依頼の流れ

この記事で解説する自炊とは、自分が購入した紙の書籍を裁断し、デジタルデータ化する行為を指します。
この自炊行為を業者に依頼し、代わりに行ってもらうことを『自炊代行』と呼びます。
自炊代行は以下の手順で行います。
ここではぜろえんも利用していた『未来BOOK(現在は受付終了)』を例にして実際の画面を示します。(どの業者でも大体同じような流れです)
①自炊代行業者の選定、申し込み
②書籍の梱包、発送
③見積書・請求書の受領
④支払い
⑤書籍のデジタルデータを受領
自炊された後の本の返却はされないので注意。(データ納品から15日後に破棄される)
①自炊代行業者の選定、申し込み
自炊代行業者のホームページから、細かく設定できます。

②書籍の梱包、発送
スキャン対応不可の著作者やスキャンできない書籍か紙質でないかをまずチェックしてください。
上記が問題なければ、電子化したい書籍を梱包し、自炊代行業者へ発送します。
ちなみにAmazonや楽天などから購入した書籍を、自炊代行業者に直接送ることも可能です。
ぜろえんはブックオフで中古漫画をまとめ買いして自炊代行業者に直接発送→電子化してもらい、かなり安くできた経験があります。
③見積書・請求書の受領
自炊代行業者から見積書・請求書を受領します。
未来BOOKからは以下のようなメールで受領しました(下の画像を参照)。

スキャンできない書籍があれば、返却等の相談がメールできます。
※スキャンできないと判断されたタイミングによっては、裁断済みとなり、再流通防止の印がつきます
④請求金額の支払い
今回紹介した未来BOOKでは以下から選択できます。
・銀行振込
・PayPal決済
・PayPal決済経由のクレジットカード決済
⑤書籍のデジタルデータを受領
業者で本の裁断→スキャン→電子化されたデータの受け取り方法はいくつかありますが、カンタンなのでギガファイル便でDLする方法を選んでいます(pdf化orJPEGにて保存されます)。
実際に未来BOOKからきたメールを見て分かるようにリンクからダウンロードできます(下の画像を参照)。

自炊代行業者の選び方や注意点

ぜろえんが自炊代行業者を選ぶ上で重視するのは、以下の3つ。
・料金
・自炊代行してもらえる書籍の種類
・スキャン対応不可でないか
料金
依頼する書籍やどのオプションをつけるかによって、料金の差がつきます。
私が特に重視している項目は、次のとおりです。
・書籍のサイズ
・カラー/白黒
・OCR(文字の検索)の可否
大量の書籍を依頼する場合、自炊代行業者が独自で実施している割安な集荷サービスを利用できるケースがあります。
他にも書籍の直接の持ち込みを受け付けている業者もあります。
書籍の送料は高くなりがちなので、独自の集荷サービスの利用や持ち込みが可能かどうか確認しています。
送料を抑えられれば、トータルの支払金額に与える影響も大きいですよ。
書籍の種類
特に差がつくのは、『雑誌』の取り扱いがあるかどうかです。
未来BOOKは、雑誌も自炊代行をしてくれる数少ない業者となっています。
(ここでいう「雑誌」は、薄い紙を使用し、ホチキス止めされた種類の本を指します)
ちなみにメルカリ等のフリマサイトで裁断済みの書籍が売られていますが、裁断済みの書籍は自炊代行を依頼できません。
自炊したい本が実際に代行依頼できるのかどうか気になるな・・・。
心配であれば、自炊代行業者のホームページから、直接問い合わせることが可能です。
返事もすぐに来ました(あくまで私のときですが)
スキャン対応不可の書籍がある
著作権の問題で、スキャンの代行を受け付けてもらえない書籍があります。
こちらに関しては各自炊代行業者のホームページに、スキャン対応不可の一覧が用意されているので、必ず事前に確認してください。
・未来BOOKはこちら
・スキャンピーはこちら
どうしても不安な場合は問い合わせをしましょう。
イヤーノートなどでおなじみのメディックメディアは両社ともに対応不可になっているので注意してください。
もし送ってしまった場合は着払いでの返却、もしくは希望により廃棄となります。
自炊代行を依頼するときの注意点

自炊代行を依頼してみたいけど初めてだし勇気が出ないという方に向けて、よくある疑問に対してQ&A方式で書きます。
実際に自炊代行を依頼する前にぜろえんが思ったことなので、みなさんの参考になるでしょう。
書籍を普通に読むだけであれば、品質に大きな問題はありませんでした。
ただし、どちらの業者も100%のスキャン品質を求めるのは難しいです。
実際に利用してみて、数十冊に一冊の割合で、以下の懸念点が見受けられました。
・絵が切れてしまっている(マンガのスキャンで発生)
・裏表紙がカラーでPDF化されていない
再PDF化を希望しましたが、どちらの業者にも断られています。
各社ホームページに、画質に関する免責事項や再スキャンは行わない旨が掲載されています。
再スキャンを多く認めてしまうと、1冊数百円という格安料金では維持できないからと考えます。
実際に文字を検索して、不都合に感じたことはなく、高い精度のOCR処理がなされていると感じています。
ただ「自炊を行った際のOCRの精度は完璧ではない」と各業者のホームページに記載があります。
(補足)OCR処理とは、書籍内の文字を検索できるようにすることです。OCR処理をしないと、単なる画像として認識します。
OCR処理がうまくなされていない文字検索に引っかかりません。
納期の遅延はまれにありましたが、遅延する場合、必ず事前に連絡が入りました。
自分から作業の進捗確認を行う必要はありませんでした。
自炊そのものはアイテムを揃えれば自分で行うことも可能ですが、ある程度の費用はかかってきます。
電子化する頻度が多くなかったり、費用や手間がかかるのがイヤな方は自炊代行を使った方がカンタンです。
自分で自炊するやり方を知りたい方はこちらの記事をチェック。
非破壊スキャンサービスとは、書籍を裁断しないでスキャンを代行してもらいます。
ぜろえんは利用したことはありません。
というのも、およそ1冊あたり数百円でデータ化できるところを非破壊スキャンサービスの場合、1冊1万円以上するケースも珍しくないからです。
ぜろえんは法律の専門家ではないので、分かりかねます。
スキャンピーの公式サイトに著作権についての考え方を記載しているページがあるので違法になるか気になる方は引用しておくので、目を通してください。
スキャンピーをご利用のお客様は、情報解析および機械学習等に書籍データを使用する場合や
スキャンピーの公式サイトから引用
御注文者様が著作権を保有されている場合を除き、
ご依頼の全書籍に対して著作権者様の作業許諾を得る必要が御座います。
弁護士と協議の結果、複製権の許諾を与えていない著作権者様の書籍のスキャンにより、著作権法上の問題が生じる可能性のあることが判明致しました。
作業不可リストの書籍に関わらず、必ず許諾を頂いた書籍のみご依頼下さい。
また、弊社にて電子書籍化したデータは私的使用の範囲内でご利用ください。
※ご注文時に必ず同意をいただいております。
電子書籍化したデータを他者へ譲渡・販売・貸与したり、ネット上で公開・不特定多数の方から閲覧できる状態にすることは禁止されています。弊社で電子書籍化したデータにより、利用者と著作権者並びに関係者の間で紛争が生じた場合、利用者は自己の費用と責任においてこれを解決するものとし、弊社は一切責任を負いません。
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