医師賠償責任保険には個人で加入できるのかな?
損保ジャパンとかの大手で契約した方がいいのかな?
医師賠償責任保険には個人契約か団体加入かどっちの方がお得だろう
この記事を読むと、上記の悩みや疑問が解決できます。
医療裁判の増加に伴い、医師賠償責任保険(医賠責)への関心が高まっています。
しかし、個人で加入するか、医師会や民間医局などの団体保険に加入するか悩んでいる医師も多いのではないでしょうか?
実は個人契約と団体加入にはそれぞれメリットとデメリットがあるので、詳しく解説します。
こんにちは。 【ゼロから始める医師生活】というブログやTwitterで医師のポイ活やバイト/転職情報などを発信しているぜろえん(zeroen_doctor) です。
@私は民間医局の医師賠償責任保険に加入しています。
今回は、個人契約と団体加入の違い、そしてどこの医賠責に加入するのがおすすめかを徹底解説します。
結論からいうと、個人契約は団体に所属することなく自由に支払限度額などの設定をできるのがメリットです。
ただしその分割高になっているので、団体加入して割引を受けた方が自由度は下がるものの圧倒的にお得になっています。
医療裁判のリスクから身を守るために、ぜひ自分にあった医賠責を見つけて加入してください!
各団体の医師賠償責任保険はこちらの記事で徹底比較し、おすすめを紹介しています。
保険における引受保険会社と保険代理店の違い
医師賠償責任保険に加入するときの個人加入と団体加入の違いを理解するには、引受保険会社と保険代理店の2つの窓口が存在することを知っておく必要があります。
それぞれ異なる役割を担っています。
引受保険会社とは
保険の引受会社の役割は、契約締結・保険金の支払い・契約内容の管理など。
保険料の算定やリスク審査をしたり、実際の保険金の支払いをしてくれます。
保険会社といわれて、実際にイメージする会社ですね。
医師賠償責任保険でいうと具体的には
・損害保険ジャパン、
・東京海上日動
・三井住友海上
の3つがあげられます。
保険代理店とは
保険代理店は引受保険会社と契約者との間の仲介役になります。
保険商品の相談・紹介をしてくれたり、契約手続きのサポート、請求手続きのサポート、アフターフォローをしてくれます。
具体的にいうと、民間医局のメディカル・プリンシプル社などがここに当たります。
なるほど、手続きなどで直接やり取りするのは保険代理店の方ってことね。
引受保険会社と保険代理店の違い
項目 | 引受保険会社 | 保険代理店 |
---|---|---|
役割 | 契約の当事者 | 仲介役 |
主な業務内容 | 保険料算定、リスク審査、契約締結、保険金支払いなど | 商品紹介、契約サポート、請求サポート、アフターフォローなど |
契約 | 契約者と直接契約 | 引受保険会社と契約者との間を取り持つ |
責任 | 契約内容に基づく責任を負う | 契約締結に関する責任は負わない |
引受保険会社と保険代理店の違いは分かりましたか?
医師賠償責任保険ではどんなところが引受会社や代理店になっているか具体的に見ていきましょう。
損保ジャパンが引受保険会社になっている保険
引受保険会社は損害保険ジャパン、東京海上日動、三井住友海上の3つがおも。
学会の医賠責保険は、学会指定の保険代理店を介して上記にあげた大手保険会社と団体契約をしている形になっています。
例として損保ジャパンの保険に加入している学会などの団体をあげてみます。
こちらの公式ページでまとめられていますが一部でした。
・日本医学放射線学会
・日本皮膚科学会
・日本形成外科学会
・日本麻酔科学会
・日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
・東京医師歯科医師協同組合
・大阪府医師協同組合
・名古屋市医師会協同組合
・日本口腔外科学会
・日本補綴歯科学会
・日本救急医療財団
・日本病院共済会
損保ジャパンは以上のように団体加入する保険の引き受けはしていますが、個人型の保険は見つからなかったので、問い合わせてみました。
↑のように損保ジャパンの医師賠償責任保険はそもそも個人加入が不可となっているので、どこかしらの代理店経由で加入するしかありません。
個人契約より保険代理店を介した方が団体割引が効く
代理店を介して契約した方が、団体割引が効いて個人で契約するよりお得になるという仕組みになっています。
下の表は東京海上日勤の勤務医師賠償責任保険ですが、個人で申し込むと代理店経由した場合よりも割高になっています。
どこの団体経由で入るにせよ団体割引が効いているので個人で入るよりもお得になっています。
例えば民間医局でいうと、団体割引は『20%』となっています。
個人で医賠責に加入するメリットは2つ
今まで紹介したように医賠責に加入するのは団体加入の方がなにかと有利になっています。
それでも敢えて個人で加入するメリットは2つあげられます。
①団体に所属する必要がない
②保険金額を自由に設定できる
①はそのままですが、個人で入るので例えば医師会や○○学会に所属しなくて済みます。
②ですが、個人加入できる保険会社は『東京海上日動』になり、こちらはいわゆる○○プランという区切りはありません。
1事故あたりの支払限度額(補償額)を設定し、その設定額により保険料が決まります。
以下が、実際に支払限度額1億円としたときの見積り。
支払限度額は1事故100万円~上限2億円までで設定することが可能です。
期間中の支払限度額は、1事故あたりの金額の3倍で設定される。
(例えば、1事故あたり2億円で設定した場合、期間中は6億円)
決められたプランなどなく自由に設定できるのがメリットですね。
もちろん個人なのでどこかの団体に加入しなくてもよいです。
補償などの点で有利になるようなことは特段ありません。
個人契約するときの手続きの流れ
東京海上日動の医師賠償責任保険の公式サイトはこちらになります。
資料や約款などをみて、問題なければ申し込みしましょう。
STEP1 問い合わせ、見積り
問い合わせをすると、東京海上日動代理店のファーストプレイス社から連絡がきます。
まず見積もりをしてもらい、金額等を確認ください。
STEP2 条件の決定
保険開始日や保険料の払込方法(振込or口座引落し)を決定します。
STEP3 契約完了
保険の乗り換えや変更希望があれば、代理店に連絡しましょう。
よし、契約までの流れは分かった!
さて、どうしよう・・・。
支払限度額を自分の好きなように設定できるところにメリットを感じる方は個人型でよいでしょう。
ただ割高になります。
団体加入するのも、例えば民間医局であれば無料で数分もあれば無料登録できるので、それほどデメリットはありません。
補償内容も変わらず、20%引きになるのは大きいですよ。
各団体の医師賠償責任保険はこちらで徹底比較しています。
【2024年最新版】医師賠償責任保険の徹底比較|選び方からおすすめまで
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