確定申告をはじめてするときって何をどうすればいいのか全然分からないですよね。しかも確定申告は期限が決められていますし、提出しないと延滞税がかかるのでやるしかありません。
ただ確定申告の経験がない医師が税理士などのプロに頼まずにスムーズに自力で確定申告を行うことはできるでしょうか?
最初に結論をいうと、freeeというクラウド型会計ソフト(無料プランあり)を使いましょう。
「確定申告を今までしたことがないからよく分からない。」
「確定申告初心者だけどなるべく分かりやすくスムーズに終わらせたい。」
「よく分からないまま確定申告を放置していたら締め切りまで時間がなく焦っている。」
こんな悩みをもった確定申告初心者の医師でも、今回の記事を読めばfreeeを使って税理士を使わなくてもカンタンにすぐ確定申告を終えることができます。
【ゼロから始める医師生活】というブログやTwitterで医師のポイ活やバイト/転職情報などを発信しているぜろえん(@zeroen_doctor)が、実際にfreeeの無料プランをつかって確定申告書を作成する過程を実際の画像を示しながら詳しく解説しています。
確定申告の期限が迫っていて焦っている方は必見!
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初めての確定申告は分からないことだらけ
確定申告は多くの医師にとっては必須のイベントの一つ。
後期研修医以降はバイトや講演会などの講演料・原稿料などで収入源も増え、ほとんどの医師が確定申告を行いますが、初めての方にとっては分かりづらいですよね。ちなみに【ゼロから始める医師生活】で推奨する医師特化ポイ活で得たポイントも場合によっては確定申告が必要になります。詳しくはこちら。
実際に過去の私自身が確定申告といわれても何をどうしたらいいのか全然分からないという状態でした。収入のことなどもあり周囲に聞きにくいので父親にわざわざ書き方を教わったものです。
ただ今は違います。
ネット上にある会計ソフトを用いれば初心者でも分かりやすくスムーズに確定申告をすることができます。
医師が確定申告を自分でするメリット
私の同僚などに確定申告の話を聞いてみても意外に自身でされている方がいない印象です。(私の周囲だけ?)
もちろん税理士などに頼めるならそちらの方が楽ですし、羨ましい限りなのですが自分で確定申告をするメリットをあえて挙げてみます。
それはどれだけ多額の税金を納めているのかを身をもって知ることができ、税金を控除できる方法(つまり節税)が分かること。
ぶっちゃけ勤務医にできる(合理的な)節税などたかが知れているのですが、できる範囲で対策しておくに越したことはありません。どれもメジャーな節税方法ですが、まだ未実施のものがあれば取り組むのをおすすめします。
- ふるさと納税
- 保険
- ideco(イデコ)
ふるさと納税、イデコについては別記事で紹介しています。
医師はイデコで節税!メリット・デメリットと金融機関の選び方を徹底解説!
確定申告初心者の医師にはfreeeがおすすめ
いわゆるクラウド型の会計ソフトはfreee/やよい/マネーフォワードが良く利用されている代表的なサービスになっています。
どのサービスも無料お試しが使えるので、自分が使いやすいと思ったものを選べばいいのですが、個人的におすすめするのはfreee。
理由は質問形式に答えていってカンタンに確定申告書を作成できたので。
注意点としてはfreeeに限らずですが、無料お試しはできるものの期間限定であること。今回の確定申告に無料プランで利用しても、翌年度以降は無料では使えません。
ただ確定申告は初めはとっつきにくくて難しく感じるかもしれませんが、1回経験すれば(普通に勤務医をやっている分の申告内容であれば)次からは自分で会計ソフトを使わなくてもできます。
確定申告をしたことがなくてどうしたらいいかわからないけど、もう締切がせまってきていてマズい!という医師はfreeeを使ってみましょう。
freeeでの確定申告のやり方を8ステップで詳しく解説(画像あり)
freeeはいわゆるクラウド型のソフト。
つまりソフトをわざわざPCなどにインストールしなくてもインターネット上で会員登録すれば利用することができます。
有料プランが基本になりますが1か月間は無料プランを使えるので、無料期間内に確定申告をさっと仕上げてしまいましょう。
freeeは質問形式になっていて、答えていくだけで申告書を完成させることができます。
①freeeで確定申告する前に用意しておくもの
詳しくはfreeeのこちらのページをチェックしてください。
freeeの確定申告は電子申告になるので必須で必要なアイテムがあります。
- マイナンバーカード
- ICカードリーダライタorマイナンバーカード対応のスマホ
この2つはなければ電子申告ができませんので、まずは用意しましょう。
マイナンバーカードを発行した際に設定したパスワードも必要になるので思い出しておきましょう。
- 利用者証明用電子証明書のパスワード(数字4桁)
- 署名用電子証明書のパスワード(英数字6文字以上16文字以下)
署名用電子証明書については5回連続で、利用者証明用電子証明書については3回連続でパスワードを間違って入力した場合、ロックされます。
ロックされると、市区町村窓口にわざわざ出向いてパスワードロック解除の申請をするという悲惨なことになります。
②freeeアカウントを作成する
freeeで確定申告をするにはまずアカウントを作成する必要があります。
もちろん無料で可。
今回は個人の確定申告の利用になるので事業形態は「個人事業主」にチェック。メールアドレスとパスワードを入力して「freeeを始める」をクリックしましょう。
③無料お試しプランを選択できる
スターター/スタンダード/プレミアムと3種類のプランを提示されます。
どのプランにしても料金がかかるじゃないかと思われるかもしれませんが、安心してください。
プランの表の下の方を見ると「はじめる」というボタンの下に~プランのお試しはこちらというリンクが置いてあります。
ここをクリックすればそれぞれのプランの無料お試しをすることができます。今回は個人の確定申告での利用なので一番左のスタータープランのお試しでok
④確定申告の流れをざっと解説してくれる
上の画像のように確定申告の大まかな流れを分かりやすく画像で提示してくれます。特に確定申告が初めてで一人でやっていると何をどこまでやったらいいのかよく分からないですよね。
ここで確定申告の流れをつかんでおきましょう。
⑤確定申告の提出方法を選択する
確定申告はこれまでアナログな方法で提出されていた方が多いでしょう。
かくいう私も以前まで紙に印刷して、書類を糊で貼り付けて、封筒に切手を貼って提出するという方法をとっていました。今はコロナ禍の影響もありますが、電子申告が推奨されており、実際に電子申告の方が手間が少なく便利。
ただし電子申告を利用するにはマイナンバーを用意する必要があるので注意。
これまではマイナンバーカードがあってもICカードリーダーが別で必要でしたが今はスマホにマイナポータル APというアプリをインストールすれば、スマホだけで確定申告を完結することができます。(マイナポータル APに対応しているスマホの必要あり)
実際にぜろえんはスマホのPixel5をつかってスマホだけで確定申告できました。
電子申告するメリットについては下の段落でまとめて説明しています。
⑥確定申告に必要な収入や控除などを入力していく
確定申告のメインになる収支などの入力です。
ここでは項目ごとに質問形式で〇×で答えていくようになっており、何を入力すべきか分かりやすい。該当する項目で〇を押すと具体的な金額などを入力する画面になります。
ここでは医師であれば必ず入力するであろう会社から給与を受け取りましたか?という項目を見てみましょう。
ここはもちろん〇ですよね?
上の画像のように源泉徴収票から入力すべき項目は番号付けされているのでそのまま転記していきましょう。
必須項目は「必須」と印がついているので漏れがないように注意。
もしよく分からないことがあれば、ヘルプはこちらというリンクを見ましょう。
リンク先では該当する項目(今回の例では給与所得)の概要と、freeeでの記入手順について詳しく解説されています。分からない箇所があればヘルプを見る、でok!
これは生命保険の項目でのヘルプページになりますが、節税効果についての説明までされています。
⑦作成した申告書類を確認する
収支等の入力が終われば、確定申告書が出来上がります。
もし入力し忘れた項目などあれば上の画面で印をつけているところをクリックすれば後から編集することができます。
⑧確定申告の入力が終われば提出するだけ
入力漏れや入力ミスがないかチェックして問題ないようなら申告書類を提出します。パソコンやスマホでの提出を選べますが、スマホが手軽なのでおすすめ。
画面にしたがって順番に入力をしていけば提出完了となります。
お疲れ様でした!
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freeeを使って確定申告するときの注意点
冒頭でも説明しましたがfreeeの無料プランは1か月間のみの限定です。
自力で確定申告書を作成する場合は国税庁の確定申告作成コーナーからデータ入力をするのですが、リンク先を見れば分かるようにその時作成したデータは翌年度以降にもデータを引き継いで作成することができます。
つまり無料プランのクラウドサービスを利用して確定申告書を作成しても、翌年度以降にそのデータは活かせないので注意。クラウド型の確定申告ソフトを使ったらいいよというのはあくまで確定申告書作成がよく分からない初心者の医師が対象ということです。
まずは無料プランの会計ソフトでやり方を掴んでから、翌年度以降は自分で確定申告書を作成するといいでしょう。
もちろんお金がかかっても構わないなら、引き続き会計ソフトの有料プランに加入して確定申告をしてもいいですね。
確定申告を電子申告することのメリットは3つ!
今回紹介しているのはクラウド型確定申告ソフトを使っての電子申告になりますが、会計ソフトを使わずに自力で確定申告するにせよ電子申告は利用すべき。
私自身は去年まで確定申告書を紙に印刷して、必要書類を添付し、封筒に入れて郵便ポストに投函するというアナログな方法をとっていました。
これはハッキリいって時間のムダ。
本当に時間のムダで何一ついいことはないので医師のみなさんは電子申告にしておきましょう。(クラウド型確定申告ソフトを使えば電子申告になります)
電子申告にすることのメリットを3つ説明していきます。
①電子申告によって添付省略可能な書類がある
- 社会保険料控除の証明書
- 生命保険料控除の証明書
- 小規模企業共済等掛金控除の証明書(イデコ)
- 寄附金控除の証明書(ふるさと納税)
- 住宅借入金等特別控除に係る借入金年末残高証明書(住宅ローン)
もちろんあくまで添付省略が可能なだけであって、提出しないにしてもきちんと保管しておく必要はあり。
②還付金が早い
医師なら源泉徴収によって税金を納めていますが、住宅ローン控除、ふるさと納税、イデコなどを利用していれば還付金が発生するケースがあります。
国税庁によれば確定申告書が混む時期であれば、還付金の支払手続にはおおむね1か月から1か月半程度の期間を要するとされています。ここで電子申告をしていれば、3週間で処理されるとされています。(1-2月であれば2~3週間程度)
人によっては多額の還付金が発生するので、還付金が早いに越したことはありませんね。
③提出が楽
電子申告であれば、自宅であろうとネット接続ができる状況であれば確定申告の時期なら24時間いつでも提出が可能です。
わざわざ病院を隙間時間を見つけて抜け出し、郵便局に封筒を持っていって出す必要がありません。(郵送の提出の場合は添付書類が多く封筒はA4サイズくらいになります。計量器もないので郵便局に出向かざるを得ない。)
多忙な医師であれば確定申告は電子申告の一択でしょう。
まとめ
確定申告について不安のある医師はfreeeを利用しよう
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