研修医だけど医師賠償責任保険に入る方がよい?
研修医におすすめの医師賠償責任保険を知りたい
日本医師会の医師賠償責任保険を詳しく教えて!
この記事を読むと、上記の悩みや疑問が解決できます。
研修医の皆さん、医師賠償責任保険(=医賠責)ってご存知ですか?
医療訴訟のリスクが高まる昨今、安心して医療に専念するためには、適切な保険への加入が欠かせません。
特に、研修医にとっては、経験が浅いために予期せぬトラブルに巻き込まれることが少なくありません。
そんな時こそ、日本医師会が提供するお得な医師賠償責任保険が頼りになります。
こんにちは。 【ゼロから始める医師生活】というブログやTwitterで医師のポイ活やバイト/転職情報などを発信しているぜろえん(zeroen_doctor) です。
@研修医におすすめの日本医師会の医師賠償責任保険を紹介します。
この保険は、研修医や若手医師の減免措置があり、何より安い。
オプションですが特約をつけると3億円までカバーできます。
免責金額100万円をカバーする方法もあるので、お金の負担も軽減することができます。
この記事では、日本医師会の医師賠償責任保険の詳細や、その加入手続きについて詳しく解説します。
医師会に入会するための簡単な3ステップも紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
各団体の医師賠償責任保険はこちらの記事で徹底比較し、おすすめを紹介しています。
医師会の医師賠償責任保険は研修医などの若手医師におすすめ
研修医は技術も未熟ですし、ローテーションで慣れない場所で勤務するので特に医師賠償責任保険には入っておくべき。
ただ少ない給料では年間保険料は痛い出費となります。
金額面からは日本医師会の研修医プランが圧倒的にお得(1.5万円)なので、研修医は基本的に日本医師会の医師賠償責任保険に加入しておけばOK。
令和5年度からは卒後5年目まで減免が延長され、30歳までお得期間が伸びています!
研修医なら日本医師会にしておけば年間保険料は確かに安いけど、日本医師会加入の手続きをするのが面倒だな・・・。
金銭面を考えたら日本医師会の保険が圧倒的にお得。
ただし、日本医師会の保険では、勤務地が変わると所属する地域の医師会を変更しなければなりません。
そのため、保険の住所変更のみならず医師会の脱退・入会の手続きが必要になり、手続きが煩雑になります。
医師賠償責任保険には入りたいけど『手続きが面倒』、『ネットで完結させたい』なら民間医局でサクッと加入するのがおすすめ!
【簡単・便利で安心】民間医局の医師賠償責任保険で訴訟リスクに対策!
日本医師会のプランについて解説
公式からYouTubeで紹介動画が投稿されています。
日本医師会の会費を表にしたものがこちら。
会費の中に医賠責を含めるかどうかは選択できます。表中にある()内が保険料に相当します。
(2024/4/18時点)
日本医師会 | ||
支払い限度額 | 1事故につき | 1億円 |
保険期間中 | 3億円 | |
免責金額 | 100万円 | |
年会費 | 31歳以上 | 64,000円(※40,000円) |
30歳以下 | 39,000円(※11,000円) | |
研修医 | 15,000円(※15,000円) |
令和5年度からの減免対象者の納付額(医賠責付き)はこちら↓
卒後5年目まで | 減免後納付額 |
勤務医31歳以上 | 36,000円 |
勤務医30歳以下 | 15,000円 |
研修医 | 15,000円 |
※詳細は入会時に送付される『日本医師会医師賠償責任保険制度ハンドブック』を確認
日本医師会の特徴はなんといっても属性で年間保険料が変わる点。
基本プランは1事故につき支払い限度額が1億円のみ。
・30歳以下
・31歳以上
・研修医
と3パターンあります。
日本医師会に加入するには地元の医師会や都道府県の医師会に入会してから日本医師会に入会する必要があります。
勤務地が変わると所属する地域の医師会を変更しなければならないので、保険の住所変更のみならず医師会の脱退・入会の手続きが必要になり、手続きが煩雑です。
令和5年度からは、会費減免の対象が医学部卒後5年目まで延長になり、さらにお得になりました。
研修医または卒後5年目までの30歳以下なら年間保険料が15,000円とかなりお得。
31歳以上でも36,000円なので医師会所属の方にはアリ。
卒後5年目までの30歳以下なら圧倒的にお得な金額設定になっているね。
注意点は免責金額が100万円かかるところ。
免責金額があるので保険が出ても自己負担の100万円を払う必要があります。(この100万円のリスク回避は下で説明します)
支払い限度額が1事故につき1億円プランのみですが、後で説明する特約保険をつけると3億円まで対応できます。
ちなみに産業医・学校医等の医師活動賠償保険及び医療通訳サービスも自動付帯しています。
日医医賠責特約保険で3億円までカバーできる
紹介した日医医賠責保険では1億円のプランのみでしたが、任意加入の『日医医賠責特約保険』をつければ、高額賠償に備えられます。
詳しくはこちら。
中途加入もでき、加入月の前月15日までに所属の都道府県医師会へ加入依頼書を提出します。
1事故 →3億円
保険期間中→9億円
免責金額 →1事故100万円
⇒年間掛金 20,000円
医師会会員で1億円では不安な方は特約保険をつけて1事故3億円までカバーできます。
掛金が20,000円なので卒後5年目以降31歳以上の方は年間60,000円(免責分のカバーもつけると6.4万円)ほど。
民間医局の3億円プラン(53,360円)と比較するとやや高くなります。
免責金額100万円もカバーする方法
日本医師会などの保険で免責金額100万円がかかるのが気になる方もいるでしょう。
こちらは3つ(実質2つ)の方法でカバーできます。
・都道府県医師会の医師協同組合の医師賠償責任保険に加入する(おすすめ)
・各種学会の支払限度額100万円のプランに加入する
・個人加入医師賠償責任保険で100万円分を設定する
各都道府県の医師会のリンクを置いておくのでご自身のところをチェックしてください。
例として大阪府医師協同組合の場合は↓になります。
約4,000円で100万円分をカバーできるのが分かります(研修医は少し安い)。
日本医師会に加入するのに各都道府県の組合に参加する必要があるので、こちらで加入しておくのが一番スマートでしょう。
各種学会のプランでも100万円の限度額のプランが用意されていればカバーできます。
個人加入の医賠責に入り、100万円分の支払限度額を設定するという方法もありますが、割高になるのであまりおすすめはしません。
個人加入の医師賠償責任保険はこちらで詳しく解説しています。
【調べてみた】医師賠償責任保険は損保ジャパンなどで個人契約した方がよい?
医師会に入会するまでの3STEP
医師会への入会はちょっとめんどくさく感じますよね。
そこで分かりやすく3ステップで示します。
STEP1. 所属医療機関の都道府県医師会に問い合わせる
まずは、「日本医師会に入会したい」と、所属医療機関のある都道府県医師会に連絡する。
STEP2. 窓口となる郡市区等医師会を紹介してもらう
都道府県医師会から、窓口となる郡市区等医師会(大学医師会の場合もある)を紹介してもらう。
STEP3. 郡市区等医師会へ入会申込書を提出する
紹介してもらった郡市区等医師会・都道府県医師会・日本医師会への入会申込書を提出すれば、完了。
日本医師会の医賠責に申し込む
加入の案内資料はこちら。
医師会入会後に医賠責の申し込みしましょう。保険期間は中途加入月1日から翌年7月1日まで。
毎月1日での中途加入ができ、掛金は年間掛金に対して加入月数に対応する月割になります。
中途加入月の前月15日までに所属の都道府県医師会へ加入依頼書を提出してください。
各団体の医師賠償責任保険はこちらで徹底比較しています。
【2024年最新版】医師賠償責任保険の徹底比較|選び方からおすすめまで
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