もう常勤で働くのは疲れた・・・。
フリーター医として働くのってどうなの?
フリーター医を経験した人の話を聞いてみたい!
この記事を読むと、上記の悩みや疑問が解決できます。
医師って1回のバイトでまとまった額を稼げるので、常勤として働かなくてもバイトだけでやっていけるんじゃないか?
・・・って誰もが一度は考えたことありますよね。
ただ思ってもなかなか実行に移すのは勇気がいります。
そこで実際にバイトだけのフリーター医の経験があるTake先生に本当のところを語ってもらいました!
こんにちは。 【ゼロから始める医師生活】というブログやTwitterで医師のポイ活やバイト/転職情報などを発信しているぜろえん(zeroen_doctor) です。
@常勤医師としての忙しい日々、皆さんも疲れを感じていますよね・・・。
でも、「フリーター医」や「バイト医」に転職するというのは、想像するだけで難しい道のように感じます。
この記事では、実際にフリーター医として活動しているTake先生に話を聞きました!
正直、実行に移すのは簡単ではありませんが、フリーター医が実際のところどうなのか、具体的なイメージを持てるでしょう。
こんにちわ、Takeと申します。
現在6年目の麻酔科医ですが、医師4年目でフリーター医になった経歴があります(活動していた期間は1年間)。
・経緯
・スケジュール
・年収
・保険
・メリット・デメリット
などのぶっちゃけた話をしました。
常勤の枠を抜けてもう少し自由なフリーター医としての生活を想像できますよ。
フリーター医になるにしろ常勤を続けるにせよ、バイトを効率よく探すには医師求人サイトの利用は欠かせません。
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フリーター医になった経緯
私がフリーター医になったのは、早い段階で起業に挑戦したかったためです。
医療とはまた違うフィールドで挑戦してみたいという思いがあり、まずはコンサルティング会社で経験を積むべく思い切ってフリーター医の道に進みました。
医師として高みに至りたいという思いと、ビジネスのフィールドでも挑戦したいという思いがあり、葛藤もしました。
しかし、早い段階でビジネスの領域を経験することで、その後の可能性が広がると考えました。
医師免許があればどんな形であれ復帰は可能と判断したこともフリーター医になる決断を後押ししました。
フリーター医になることを決断した2つの理由
麻酔科に特有なことかもしれませんが、下記の2つの理由がありました。
①麻酔科では専門医資格の維持のために週3日程度、同一施設で勤務をしないと専門医資格が維持できないという条件がある
⇨これによって専門医取得後の方が、むしろフリーになりにくい
②専門医取得による恩恵が特にない
⇨関東では、スポット案件の給与も標榜医と変わらないことがほとんど。
専門医取得前にフリーになりました。
医師として向上している最中に一旦フリーランスになるという意味では抵抗がありました。
しかし、「資格」という意味では、専門医資格の取得を急ぐ理由はないと考えていました。これは今も変わりません。
バイトの週間スケジュールを紹介
フリーター医師となってからは、週1.5回の定期非常勤(日勤 09:00-17:00)の他、スポット案件、オンコール案件をして生計を立てました。
月:休み
火:定期非常勤(日勤)
水:休み
木:スポット案件(日勤)
金:休み
土:隔週定期非常勤(日勤)
日:スポット案件、オンコール案件
序盤には、スポット案件を休みがないほど入れていました。
ただビジネス分野の勉強を優先し、最終的にはこの程度に落ち着きました。
勤務先をどうやって決めていった?
フリーター医となってからの勤務先はまず勤務医であった時の定期非常勤を継続しました。(医局所属ではなかったので、定期非常勤先を変更する必要がなかった)
医局所属の場合、退局に伴って医局派遣の案件は継続困難と考えられるため、ツテをあたるか医師バイトサイトに相談する必要があるでしょう。
スポット案件、オンコール案件は多数登録している医師バイトサイトの案件から、都度選定しました。
スポット案件をしていると、定期でぜひ、という誘いがありますが、状況変化にフレキシブルに対応できることを優先し、結果的に全てお断りしています。
フリーター医で年収はどれくらい?
フリーター医としては年収1,800万円程度に落ち着きました(上で示したようなスケジュールですが、スポット案件があるため週あたりの収入は変化あります)。
序盤は月収200万円程度になることもありましたが、コンサルティングの勉強、入社試験対策などを考えてセーブしました。
バイト1回あたりの報酬額としては、おおよそですが以下の通り。
定期非常勤:10万円
スポット:8〜15万円
ちなみにスポット案件のMaxは15万円ですが、これはコロナワクチン接種バイトで、今は相場が下がっているのでこの額は難しいでしょう。
元々、収入面に関して問題はないと考えていました。
実際、フリーター医となって生活に困窮することはありませんでした。
その気になれば以前より大幅に収入を得ることすら可能です。
フリーランスになって保険はどうなった?
結論からいうと、健康保険任意継続制度を利用して、国保には加入しませんでした。
医師に限らず、フリーランスで活動する場合には、個人事業主として国民健康保険に加入するのが一般的です。
しかし国保では、保険料は収入に応じて変わるため、フリーター医の場合には、働き方次第かつ市区町村次第ですが、年収1,000万円程度で保険料が上限額に達するケースがあります(最大80万円/年程度)。
このため、下記のような対応がおすすめです。
・健康保険任意継続制度を利用する
これは退職のために本来は健康保険被保険者資格を喪失してしまうケースで、被保険者が望む場合に最大2年間、現在加入している健康保険(社会保険)の被保険者資格を継続できる制度です。
私の場合、2年間のうちには就職すると考えていたため、健康保険任意継続制度の縛りは問題になりませんでした。
仮にフリーター医としてそのまま働く場合も、その後医師国保に加入する場合も、2年間の保険料が抑えられるケースが多いと考えます。
働き方をイメージして、(試算が必要ですが)お得な場合には是非利用しましょう。
フリーター医は医師国保に加入するべき?
国保が割高となり、医師国保に加入する選択肢も考えられます。
医師国保の利用には、いくつか条件がありますが、まずは医師会員になる必要があります。
フリーター医として医師会に加入する場合は
・居住地区の市区町村医師会
・都道府県医師会
・日本医師会
に加入することになります。
市区町村、都道府県の医師会に入会せず、日本医師会のみに入会することはできません。
医局所属医師の場合には、大学医師会を窓口として、医師国保に加入することができるかもしれません(大学医師会、都道府県医師会、日本医師会に所属することになります)。
この場合には新たに入会する必要がないため、入会金不要で医師国保を利用できる可能性があるので所属医局に確認しましょう。
医師国保に要する費用は自治体によって異なる可能性がありますが、一例として都内某区の場合には、下記の通りです。
区医師会入会金:20万円
年会費:区医師会+都医師会+日本医師会 合計12万円/年程度
保険料:32,500円/月 (39万円/年)
⇨合計 50万円/年程度
年収1,000万円が見込まれる場合には、国保の保険料が80万程度であることを考えると、20万円の年会費を支払っても1年目から費用を抑えられます。
市区町村医師会の入会には申請、面談などがあり、市区町村の会長が承認する必要があります。
以降も年に一回、主たる勤務先の勤務状況を報告する必要がありますが、その価値は十分あるでしょう。
実際、私も当初は医師国保への加入を検討していました。
実際に経験して分かったメリット・デメリット
実際にフリーター医を経験して実感したフリーター医のメリット・デメリットをあげると下のようになります。
メリット
・働き方の自由度が高い
・業務内容に対して給与が高い
・面倒な人付き合いがない
・雑務がない
デメリット
・契約が打ち切られる可能性がある
・保険を始めとした各種手続きの手間
・雇用保険なし(退職金なし、手当薄め)
・保険料が高い
・スポット案件が多く確定申告が手間
フリーター医のメリット
メリットとして、予想外に大きいと感じたのは、常勤の時には対応していた雑務が一切ないことです。
当然ではありますが、勤務時間が明確に決まっているため、雑務で業務が延長することはないため、ストレスがありませんでした。
フリーター医のデメリット
実際にフリーター医として働く中で、予想外のデメリットなどはありませんでした。
やはり不慣れな環境で業務をすることが多くなるので、そこにストレスを感じる方にはつらく感じるかもしれません。
ただその場合には、定期非常勤をいくつか持つなどで対応できます。
一番のデメリットは、やはり雇用の不安定さです。
契約打ち切りの頻度は実際には極めて稀と考えていました。
しかし、コロナの影響で契約を切られた非常勤医は身近にも複数いたため、特殊な状況下ではありましたが、今後も頭の片隅に置いておき柔軟に対応する必要があります。
その他にご注意いただきたい点として、私は潤沢にスポット案件がある関東在住であったことです。
フリーター医の生活の安定性は、結局のところ非常勤やスポットの案件の需要に依るため、地域差が大きいと考えます。
当時は、地方でもワクチン接種案件などが多数あり、困ることはなかったかもしれません。
現在ではワクチン接種も落ち着き報酬も高額ではなくなったので、お住まいの地域の非常勤、スポット案件の需要を見極めておくことは非常に重要です。
専門医取得後にフリーター医に戻るかも
起業について医療に限定しないか、むしろ医療以外の分野で全く新しいことに挑戦することを考えていました。
が、コンサルティング会社の方と話し、検討を重ねていく中で、組み合わせ・可能性は無限で、むしろ専門性の高い領域を持っておくことは大いにプラスに働くと考えました。
専門医取得後、フリーター医としてオンコールや土曜日のスポット案件程度を続けて希望のコンサルティング会社に入るというのは現在も有力な選択肢です。
医師が医師以外の仕事をしてやっていくという選択肢も取るのもアリだよね。
フリーター医についてQ&A
医師のみなさん、フリーター医って実際どうなん?と気になることも多いと思うので、ぜろえんが質問をぶつけました。
Q&A方式で書いていきます、参考にしてください。
応募条件の妥協なく見つかります。
一ヶ月前くらいから埋めることも可能ですが、より条件の良い案件が出ることもあるため、あえて決めていませんでした。
一ヶ月前〜前日の間で、適宜埋めていきました。
→MRTで直前募集で時給がアップする案件が出るので紹介しておきます
コロナ蔓延という特殊なシチュエーションではありますが、1ヶ月前で切られるケースは周囲に複数ありました。
他にも非常勤頻度の低下、報酬の減額を打診されているところを見ました。
コロナワクチン接種バイトなどの報酬は大幅に低下していると感じています。
しかし、その他のスポット案件(当直案件、麻酔科案件)の報酬はさほど変化がありません。
10年以上前と比較すると麻酔科案件の報酬は低下しているようですが、以降大きな変化はないと認識しています。
Take先生は常勤に戻られたようですが、やはりフリーター医で続けていくには不安を感じられたのでしょうか?
特に不安はありませんでした。
ちなみに常勤に戻る際に、フリーター医であったことに関するデメリットは全くありませんでした。
スポット案件などで、完全には医療から離れなかったことも影響しているかもしれませんが、受け入れ先もその点は気にされませんでした。
これも地域によって多少の違いがあるかもしれません。
これは非常に単純で、専門医取得のためにプログラムに所属し、常勤としての勤務が必要であったためです。
専門医取得による具体的な恩恵はないと考えていますが、その過程で医師としての学びなどはあると考えました。
結果的には、独学での勉強がメインになりました。
元はコンサルティング会社に就職を考えていました。
しかし、一口にコンサルティング会社と言っても扱うジャンルが会社ごとに異なっており、起業するジャンルを定めて、入社するのが良いという結論に至りました。
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