眼科専門医試験ってどうなんだろう
眼科専門医取りたい
眼科専門医試験の勉強どうしたらいいの?
専門医試験落ちたくない・・・
この記事を読むと、上記の悩みや疑問が解決できます。
専門科の専門医資格はぜひ取りたいですよね。
ただ眼科専門医試験は勉強量は多く、口頭試問などもあり大変です。
そのため効率的な試験対策をしたいところ。
そこで実際に眼科専門医試験を受験・合格されているmasaki先生に眼科専門医試験に合格する上での勉強方法やおすすめの問題集などを詳しく伝えていただきました。
こんにちは。 【ゼロから始める医師生活】というブログやTwitterで医師のポイ活やバイト/転職情報などを発信しているぜろえん(zeroen_doctor) です。
@今回の記事では『眼科専門医試験の対策や勉強方法』という点にフォーカスして、眼科専門医試験に合格されているmasaki先生に記事を書いていただきました。
記事を読んで効率的な勉強をして専門医試験合格を目指しましょう。
医師13年目のmasakiです。
専門医試験受験は少し前になりますが、最新の動向などはチェックしております。
2024年の専門医試験に向けておすすめの勉強方法から実際に使った問題集や参考書のおすすめまで紹介しました。
ぜひ参考にしてください。
専門医試験対策は暇なバイトの隙間時間にするのがおすすめ。
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眼科専門医試験について
眼科専門医試験は、毎年6月に行われています。
筆記試験は、多肢選択方式で一般問題100問各1点、臨床実地問題50問各2点です。
これまで120点/200点以上が合格のための必要条件と言われてきました。
口頭試問は、このところはコロナ渦の影響で対面でなく口頭試問に準じた筆記試験が行われていましたが、2023年は3年ぶりに対面形式で行われました。
直近の合格率や筆記試験平均点などに関しては、日眼会誌に詳細が載っています。
眼科専門医試験は、2022年から日本専門医機構眼科専門医認定試験となり、専門医制度も大きく変わりました。
受験資格の詳細は日本眼科学会HPおよび試験要綱をご確認ください。
注意点としては4年以上日本眼科学会会員であり、かつ受験時に日本眼科医会会員であることが条件となっているので、学会への入会を忘れないでください。
試験の傾向などは執筆時点では大幅には変わっておらず、対策は従来通りの方法で行いました。
眼科専門医試験に合格する上でのおすすめの勉強方法やスケジュールの進め方
勉強方法ですが、従来の対策としては「 眼科学 」を読みながら、第1~22回試験問題が収録されている「 眼科専門医セルフアセスメント 」+最近の過去問を解いていく形が一般的でした。
ただし「 眼科専門医セルフアセスメント 」は古い年度の問題も収録されており、問題によっては現在の臨床と乖離していることがあります。
2019年10月に第23~30回の試験問題が収録された「 眼科専門医への最短コース 」が発売されてからは、こちらがメインの対策になっています。
それでは、眼科専門医試験までの私の実際のスケジュールを紹介していきます。
専門医試験までのスケジュール;前年12月~3月
まず「眼科専門医への最短コース」を一周。
分野によっては「専門医のための眼科診療クオリファイ」シリーズも参考にしました。
その後、苦手分野や解剖など年代により答えが変わりにくい分野を中心に、「眼科専門医セルフアセスメント」を解いて補強し、そして第31回以降の問題を解きました。
問題を解きながら、「眼科学」の該当する分野を読み、覚えるべき内容や間違った箇所をノートにまとめています。
専門医試験までのスケジュール;3月~6月
3月からGW過ぎまでに
・眼科専門医への最短コース 2周目
・第31回以降の過去問 2周
以上の間違えた問題を解き直しました。
試験日までに眼科専門医への最短コース 3周目(時間が無かったので間違えた問題のみ)、第31回以降の問題3周目および作成した復習ノートの見直しを行いました。
検査については、「眼科検査ガイド」を参考にしましたが、職場で実際に検査を見せてもらうことも大事です。
職場で施行していない検査は、書籍やネットで調べました。
手術に関しては書籍や動画も参考にしています。
直前には学会誌などで、最近のトピックやガイドラインを確認しました。
口頭試問対策について
口頭試問問題は公表されておらず、合格基準もはっきりしていません。
専門医試験を合格した先輩方より、検査方法や目的・適応の理解および説明できることが大事とアドバイスをもらいました。
口頭試験対策として、自分の言葉で代表的な疾患の概要や検査の名称・概要・検査方法等について説明できるようにしました。
ちなみに口頭試問では会場入り口でスマホなどの電子機器を預けるので、持ち込みできません。
眼科門医試験の試験対策でやっておきたい問題集や参考書
専門医試験対策として使用した問題集や参考書をまとめて紹介します。
眼科学 第3版
眼科学は先述の通り対策に使用しました。
値段は高いですが持つ価値はあります。
眼科学は確かに高いですが、図版も豊富で、試験終了後も知識の確認などに使用しています。
眼科専門医への最短コース 眼科専門医認定試験問題集 第23~30回
眼科専門医への最短コースには第23回〜30回迄(2018年度)の試験問題が載っています。
こちらも値段はしますが、必需品と考えます。
眼科専門医セルフアセスメント第3版
眼科専門医セルフアセスメントには第1~22回の試験問題が収録されています。
余裕がある方は全てやってもよいと思いますが、時間が無い場合は分野や試験年度を絞ってやりましょう。
専門医のための眼科診療クオリファイ
眼科診療クオリファイの出版年度は少し前になりますが、苦手分野や深く理解しておきたい分野対策でサブとして使用しました。
眼科レジデントのためのベーシック手術(日本医事新報社)
眼科レジデントのためのベーシック手術は手術内容の確認、局所解剖・手術機器の知識・手技の確認におすすめ。
QRコードを読み取ると手術動画を見ることもできます。
眼科検査ガイド(文光堂)
眼科検査ガイドは、検査の概要・方法、結果の読み方などの確認に使用しました。
眼科専門医試験対策ノート: 第23回〜第33回試験内容を網羅
眼科専門医試験対策ノートは文章がメインで図表は少ないですが、頻出問題の確認によいでしょう。
直前に読んで、知識が定着しているか確認するのにおすすめ。
最新の過去問
最新の過去問題(記事公開時点では第24回~第35回分)は日本眼科学会HPに掲載されています。
解答は先輩から譲りうけた回答集などを参考にしました。
個人HPなどで公開されている方もおられます。
どの本も利用しました。
ある程度値段はしますが、合格を目指す上では必要な出費ですね・・・。
試験本番の準備も忘れずにしておきましょう
試験本番に備えて筆記用具の準備も忘れずにしておきましょう。
仕事ではボールペンばかりですが、試験では使えません。
持ってないという方はAmazonなどで↑のように試験用のセットが売っているのでそちらを購入すればOK。
当日になって会場近くのコンビニで買おうとしたら売り切れていた!というのはありがちです。
前もって用意しておきましょう。
実際の試験の感想と試験結果
私の周りでは筆記試験は8割程度以上とれている人が多い印象でした。
働きながらの試験対策は大変ですが、特に年度末に職場異動の予定がある、プライベートで予定があるような方は、早めの対策開始をおすすめします。
私自身勉強開始当初は、解剖や普段臨床で頻繁に遭遇しない分野の問題に苦戦しましたが、過去問題を解きながら知識を整理し理解を深めていくという流れを繰り返していくうちに、徐々に得点率も上がっていきました。
膨大な量なので、復習ノートなどをタブレット端末などで管理する形をとり効率的に学習している人も多かったです。
読者の方たちの健闘を祈っています。
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