医療トラブルこわい!
医師向け賠償責任保険に入るべき?
医師賠償責任保険に一番安く入れる方法は何?
評判のいい医師賠償責任保険を教えて!
医師賠償責任保険っていくらかかるの?
この記事を読むと、上記の悩みや疑問が解決できます。
医療訴訟に巻き込まれて莫大な金額を請求されたらどうしよう・・・そんな不安を感じたことありますよね。
少しでもそんなリスクを避けるためにはどうすればよいのでしょうか?
結論としては『医師賠償責任保険(医賠責保険)』に加入しましょう。
研修医であれば日本医師会の医師賠償責任保険、研修医以外であれば民間医局の医師賠償責任保険がおすすめです。
こんにちは。 【ゼロから始める医師生活】というブログやTwitterで医師のポイ活やバイト/転職情報などを発信しているぜろえん(zeroen_doctor) です。
@医療訴訟に巻き込まれて破滅する事態を回避するために、色んな団体の医師賠償責任保険を見比べて比較・検討を重ねました。
結果的に民間医局の医師賠償責任保険を選択しています。
卒後5年目までは圧倒的にコストの安い日本医師会、5年目以降はネットで完結できて、プランが4つ/免責金額のない民間医局がおすすめ。
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選択肢に答えていけば、あなたに合った保険団体が分かります!
一問目:あなたは今研修医ですか?
二問目:あなたの年齢は30歳以下?かつもしものときに免責金額があったとしても年間保険料が少しでも安い方がいい?
三問目:所属している学会に医師賠償責任保険の取扱いがある?
四問目:学会経由ではインターネットで簡単に申し込める?
診断結果
日本医師会の医師賠償責任保険がおすすめ!
入会の手続きは、地元の郡市区等医師会を通じて行うことになります。まずはお近くの郡市区医師会にお訊ねください。
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Contents
医師賠償責任保険の補償額や年間保険料はいくら?金額を比較する(2024年最新情報)
医師賠償責任保険に加入する際に一番気になるのがもらえる保険金の限度額や年間保険料がどれくらいになるかですよね。
それぞれの保険代理店の支払い限度額や年間保険料を表にしました。
みなが気になるのは何といってもコスパだよね。
代理店によって申し込めるプランの数が違ったり、属性で保険料が大きく異なるケースもあるのでよく検討しましょう。
①民間医局は高額保障もあり免責金額なし!
(2024/1/15の時点)
民間医局 | プラン | AB | C | D | E |
支払限度額 | 1事故につき | 5,000万 | 1億円 | 2億円 | 3億円 |
保険期間中 | 1.5億万円 | 3億円 | 6億円 | 9億円 | |
免責金額 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
年間保険料 | 32,310円 | 41,660円 | 47,710円 | 53,360円 |
民間医局は選べるプランが4つあるのと免責金額がないのが特徴。
1事故に対しての支払い限度額は最小で5,000万、最大で3億円とそれなりのカバーをしておきたい先生からしっかりとリスクヘッジをしておきたい先生まで選びやすいでしょう。
民間医局は申し込めば誰でも加入できるし、ネット上で完結できるのも大きな魅力。
注意点は支払いは口座振替のみでクレジットカード支払いはできないところ。
民間医局の自賠責保険加入した。5分で手続き終わってめちゃ楽
— ルカ (@TjpPZNKxkRbqkR0) May 14, 2023
今年はバイトたくさんするので民間医局の保険に入りました
— まさどら (@masadora8888) March 31, 2023
結構すぐ申し込めたhttps://t.co/yC6352QpjQ
何事もコスパ重視の私が選んだのは民間医局のABプランです!(転職前はCプランにしていました)
民間医局の保険に入るにはまず民間医局への登録が必要ですが、無料ですぐにできてネットで完結できるのが何よりありがたい。
公式サイトのリンクはこちら→民間医局
②日本医師会は研修医については圧倒的に安い!
(2024/1/15時点)
日本医師会 | プラン | |
支払い限度額 | 1事故につき | 1億円 |
保険期間中 | 3億円 | |
免責金額 | 100万円 | |
年会費 | 31歳以上 | 68,000円(※40,000円) |
30歳以下 | 39,000円(※11,000円) | |
研修医 | 15,000円(※15,000円) |
令和5年度からの減免対象者の納付額はこちら↓
卒後5年目まで | 減免後納付額 |
勤務医31歳以上 | 40,000円 |
勤務医30歳以下 | 15,000円 |
研修医 | 15,000円 |
※詳細は入会時に送付される『日本医師会医師賠償責任保険制度ハンドブック』を確認
日本医師会の特徴はなんといっても属性で年間保険料が変わる点。
プランは1事故につき支払い限度額が1億円のみですが、30歳以下、31歳以上、研修医で3パターンあります。
ただし日本医師会に加入するには地元の医師会や都道府県の医師会に入会してから日本医師会に入会する必要があるので手続きが面倒ではあります。
令和5年度からは、会費減免の対象が医学部卒後5年目まで延長になり、さらにお得になりました。
卒後5年目までの30歳以下なら年間保険料が15,000円とかなりお得。31歳以上でも会費を払って40,000円なので医師会に入っておきたい方にはアリ。
卒後5年目までの30歳以下なら圧倒的にお得な金額設定になっているね。
注意点としては免責金額が100万円かかるところと支払い限度額の上限が1億円に限られるところ。
免責金額があるので保険が出ても自己負担の100万円を払う必要があります。(この100万円を払うリスクを回避するには、他の医師賠償責任保険で保険金額が100万円のプランに加入すればOK)
支払い限度額が1事故につき1億円プランのみなので完璧なリスクヘッジをしたい先生には不安が残るかもしれません。
③各種学会は所属している学会しだい!
学会については医師賠償責任保険を取り扱っている学会もあればそうでない学会もあり。
カイトーという会社が多くの学会の代理店となっていますが、学会によってプランに微妙な違いがあります。
例として内科(内科学会のプランはないので糖尿病内科)・外科のプランと表にしてみました。
(2024/1/15時点)
糖尿病学会 | プラン | M | B | A | S | P |
支払い限度額 | 1事故につき | 100万円 | 5,000万円 | 1億円 | 2億円 | 3億円 |
保険期間中 | 300万円 | 1.5億円 | 3億円 | 6億円 | 9億円 | |
免責金額 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
年間保険料 | 4,010円 | 28,800円 | 40,660円 | 51,570円 | 62,480円 |
外科 | プラン | 1 | 100 | 200 | 300 |
支払い限度額 | 1事故につき | 100万円 | 1億円 | 2億円 | 3億円 |
保険期間中 | 300万円 | 3億円 | 6億円 | 9億円 | |
免責金額 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
年間保険料 | 4,000円 | 40,660円 | 51,570円 | 62,400円 |
学会によって支払い限度額のパターンに違いがあります。
例には挙げていませんが、もっとも多いのでは脳外科や整形外科で合計7パターンになっていました。(1事故での支払い限度額は最小で100万円、最大で3億円)
また追加保険料なしで刑事弁護士費用担保追加条項が自動セットされているのも見逃せない点(1事故あたりおよび保険期間中の保険金額は500万円)。
下に11の学会の医師賠償責任保険のリンクを貼っているので自分の所属する学会があればチェックしてみてください。
医師賠償責任保険は1年の保険期間ですが、中途加入で1年未満でも加入することもできます。
学会によって医師賠償責任保険を取り扱っているかも違うし、保障内容も微妙に違うんだね。
もらえる保険金額を細かく設定したい、年間の保険料を細かく調整したい方は所属学会の医師賠償責任保険を選んでもいいですね。
当然ですが、学会経由で医師賠償責任保険に申し込むには該当する学会に入会している必要があります。
④大学や同窓会における取り扱いもある
大学や大学の同窓会が医師賠償責任保険を取り扱っているケースもあります。
他大学出身であっても研修や診療を経験していれば加入できる場合もあるので、自分の過去の勤務先などでも取り扱いがないかチェックしてみましょう。
たとえば検索してみると、聖マリアンナ医科大学の同窓会の勤務医賠償責任保険が出てきましたので紹介します。
(2024/1/15時点)
聖マリアンナ医科大学同窓会 | プラン | Ⅰ型 | Ⅱ型 |
支払い限度額 | 1事故につき | 1億円 | 2億円 |
年間 | 3億円 | 6億円 | |
年間保険料 | 40,660円 | 51,570円 |
プランは団体によって違いはあるかもしれないので、ご自身でチェックしてみてください。
医師賠償責任保険はいろいろな団体から選べるので補償内容をみて自分に合ったところを選ぶといいですね!
研修医、卒後5年目30歳以下までにおすすめの医師賠償責任保険
研修医は技術も未熟ですし、ローテーションで慣れない場所で勤務するので特に医師賠償責任保険には入っておくべき。
ただ医師賠償責任保険は高額なので、まだ少ない給料では年間保険料は痛い出費となります。
金額面からは日本医師会の研修医を対象にしたプランが圧倒的にお得(1.5万円)なので、研修医は基本的に日本医師会の医師賠償責任保険に加入しておけばOK。
令和5年度からは卒後5年目まで減免が延長され、30歳まではお得期間が伸びています!
研修医なら日本医師会にしておけば年間保険料は確かに安いけど、日本医師会加入の手続きをするのが面倒だな・・・。
金銭面を考えたら日本医師会の保険が圧倒的にお得。
医師賠償責任保険には入るけど『手続きが面倒』、『出費は気にならない』なら民間医局のネット申込でサクッと加入しましょう!
勤務医におすすめの医師賠償責任保険ランキング1位は民間医局
卒後5年目31歳以上の勤務医は民間医局から医師賠償責任保険に加入するのがおすすめ。
理由は3つ。
①年間保険料が安い
②免責金額がない
③ネット上で加入可
研修医は圧倒的に日本医師会の保険料が安いのですが、研修医以外は違います。
また日本医師会や学会に新しく入会するのは手続きなど面倒ですし、民間医局はネット上で加入まで完結できるのが大きな魅力。
費用も日割りで計算してくれるので加入時期も悩む必要はありません。
実際、加入者数は↑のように右肩上がりで増えており、公式サイトによると2023年11月時点で29,075名が加入しています。
もちろん↑で挙げた以外の補償内容も充実しています。
・日本国内であれば勤務先を問わず補償
・訴訟費用なども補償
・オンライン診療も補償
・高額補償が充実(1事故につき支払限度額最大3億円のプランあり)
・産業医の業務も補償
私は民間医局の医師賠償責任保険に加入しているよ。
今の仕事環境に合わせて補償額は低めのABプランにしました。
民間医局の評判は良さそうだね。
・・・じゃあ逆に民間医局以外の保険を選ぶべき医師はどんな人かな?
「年間保険料をおさえたい」
「保険でフルカバーできなくてもオーケー」
「刑事事件対応の弁護士費用・訴訟費用も補償ありで」
こんな医師なら学会仲介の保険でよいでしょう。
ただし医師賠償責任保険の仲介をしていない学会なら、民間医局でいいでしょう。
ちなみに開業医の先生はこの保険に加入できません。
開業医の先生は、民間医局が別で開業医向け賠償責任保険を用意しています。
民間医局の保険に新たにオプション補償が追加された
2024/6/1からクレーム対応やサイバー攻撃などのリスクに備える事ができる3つのオプション補償ができています。
気になる方はチェックしてください。詳細はこちらのページにあります。
・業務妨害対応費用特約(弁護士費用特約)
第三者から業務妨害行為等の被害を受けた場合に被保険者が負担する費用を対象とする特約。
・人格権侵害補償特約
ハラスメント行為等の不当行為により、被保険者が負う法律上の損害賠償責任を対象とする特約。
・サイバープロテクター(サイバーセキュリティ特約セット専門事業者賠償責任保険)
勤務医の先生による情報漏えいに起因する損害賠償責任と、勤務医の先生が保有するコンピューターシステムに対するサイバー攻撃による対応費用を対象とする保険。
日本医師会の医師賠償責任保険を1位にしなかった理由を補足
31歳以上の勤務医であれば年会費込みで68,000円かかり割高となります。
卒後5年目までなら31歳以上でも会費を含めて40,000円なので検討してもいいかなとは考えます。
しかし日本医師会のプランは免責金額100万円が設定されていますし、免責金額分を避けるために学会などのその他の保険に加入すれば、4,000円ほどかかってしまいます。
手続きの手間や減免処置も期間限定になるので、1位からは外しました。
医師会に入会する手続きが面倒だよね。
面倒だし、免責金額もかかります。
それなら民間医局にして免責金額0円でネットですぐ申し込める方がよいと考えました。
学会の医師賠償責任保険を1位にしなかった理由を補足
そもそも所属学会が医師賠償責任保険を仲介していない場合も多いので1位から外しています。
ただ学会のプランによっては民間医局と同じ補償内容で保険料がやや安いものもあります。
両者にそこまで金額には差がないことと民間医局のサイトは非常に見やすく手続きも分かりやすいので、基本的には民間医局の方をおすすめとしました。
学会経由でもインターネットから簡単に加入できるところもあったり、刑事弁護士費用が追加料金なしでセットされているものもあります。
医師によっては所属学会のプランの方が適している場合もあるでしょう。
民間医局の医師賠償責任保険に中途加入したケース;実際の画像とともに紹介
先ほど紹介したようにプランを4つの中から選び、保険開始時期を選べます。
このケースでは3月下旬に申し込みをしており、ABプランで4/1からの保険開始を選択しています。
6/1までは日割り計算で、以降は来年度分の請求で引き落としされます。(下の画像を参照)
ちなみに保険の更新ですが、前年と同じで更新されるなら保険料の引落しのみで完了します。
解約、更新前の満期終了(非継続)の手続きも随時可能です。
毎年2月末に↑のように案内が届くので、引落口座に変更がないか確認してください。
医師賠償責任保険(医賠責保険)は団体割引20%が適用されている
医師賠償責任保険の引受保険会社は下の3つ。
・東京海上日動
・三井住友海上
・損害保険ジャパン
ただし直接個人でこれらの保険会社と契約するのではなく代理店を介しての契約になります。
なぜなら代理店を介しての契約であれば団体割引が効いて個人契約よりお得になるから。
私たちが医師賠償責任保険に加入する際にはどの代理店で契約をするのかを考えることになります。
大きく分けると下の3つの選択肢があります。
①民間医局
②日本医師会
③各種学会
③については下の11学会がカイトーという会社を代理店としています。
上のリンクからそれぞれの学会での医師賠償責任についての詳細に飛べます。その他にも例えば日本麻酔科学会や日本皮膚科学会であれば損保ジャパンパートナーズが代理店となっています。
しかし例えば日本内科学会などはそもそも医師賠償責任保険の仲介をしていないので申し込みようがありません。
学会によっては医師賠償責任保険の取り扱いをしていないんだね。
自分の所属する学会が医師賠償責任保険の仲介をしているかはネットで検索すればすぐに分かりますので調べてみましょう。
医師賠償責任保険は必要か?加入率は?
医師賠償責任保険は「医療行為によって患者に生じた身体の損害」を対象にしているので、医療行為をしていない先生にはもちろん不要です。
少し古いですが医師情報サイトのケアネットの記事で医師賠償責任保険の加入率が書かれているので引用します。
医賠責の加入(保険料自己負担のもののみ)の有無について尋ねたところ、全体の73.4%が「加入している」と回答。年代別に見ると、60代以上で51.2%、30代以下80.0%と、若年層ほど加入率が高い結果となった。また所属施設別では20~99床の施設で54.4%、100~499床で71.3%、500床以上で76.2%、大学病院で91.3%と、施設規模に比例して高い加入率を示した。
ケアネットの記事から引用(会員限定サイトです)
全体の73.4%が加入しており、若い方ほど加入率が高い結果でした。
こちらはX(旧Twitter)。
ワクチン接種バイトが盛況な中、改めて医師賠償責任保険の加入が話題です。
— ぴなくるす *皮膚科専門医* (@doctorconserva) July 5, 2021
そこで研修医以上の先生たちへ質問!
「医師賠償責任保険加入していますか?」
もしよければ、加入している理由、していない理由も教えて下さい😂
注意点としてはすでに日本医師会のA会員になっている方です。
日本医師会のA会員であれば、すでに日本医師会の医師賠償責任保険に加入しています。
日本医師会の医師賠償責任保険では免責金額が100万円に設定されているので、ここの支払いリスクも回避するのであれば民間医局などの別の団体の保険に加入する必要あり。
私は常勤で働いているし、バイトもどんどん行きたいから医師賠償責任保険は必須だな!
医師賠償責任保険の口コミを集めてみた
X(旧Twitter)での医師賠償責任保険に関する口コミを集めてみた。
やはり医師賠償責任保険には入っておくべきというのが圧倒的多数の意見になりますね。
民間医局ですね。
— カピ医 (@KapiKapiDr) September 8, 2023
損保ジャパンじゃなくて三井住友海上なので安心です。
今だから言えるけど、「必死に勉強する気になれそうな気がするから」という理由で、医者4年目くらいまで、医賠責(=医師賠償責任保険)にあえて加入せず、みずから背水の陣の立っていた時期がありましたね🙋🙋🙋メンタルによろしくないし万が一の時が本当に怖いので、激しくオススメしません🙋🙋🙋
— 膠の者なっさん🙋JCRモルック大会参加するぞ (@medica_gaba) November 15, 2021
患者側は基本的に医師個人ではなく、病院側へ訴えることが多いので、勤務医の先生は(産婦人科医出ない限り)一番高額の契約はしなくてもと思います。ただ病院と医師個人へ損害賠償請求するケースもないわけではなく、医師個人分の責任を個人で負担しなきゃいけないケースもあるので保険に入って下さい
— ゆん (@yun_nekoxo) February 12, 2022
日本のお医者さんも気をつけてください。FIREや引退後に訴状が届くこともあります。不法行為の時効は20年なので引退後も20年、せめて療担規則でカルテ保存が決められた5年は医師賠償責任保険に入っておいたほうが良いと思いますよ。 https://t.co/OsDZINqngB
— 四苦八苦 (@Dt2019go) April 5, 2023
医師賠償責任保険は、研修病院が加入しており、研修も含まれていると書かれています。
— DrG (@DrG721) March 24, 2021
私は研修医の時に上級医から「色々な話」を伺い、個人で保険に加入しております。
民間医局なら年間5万円以下の保険があります。自分を守るのは自分しかいません。安心を買ったと思えば安いと思います!
医師賠償責任保険についてのFAQ
医師賠償責任保険に入るべきか悩んでいる方に向けて、よくある疑問をまとめました。
医師賠償責任保険に一番安く入れる方法は何でしょうか?
年間保険料15,000円と圧倒的に安いです。
日本医師会のものが卒後5年目までの30歳以下なら他には民間医局のABプランであれば支払限度額は1事故につき5000万円と抑えられますが、年間保険料は32,310円とリーズナブルになっています。
医師賠償責任保険は加入すると年数万円はかかり、結構キツイです。何か控除などで負担を減らす方法はないですか?
控除対象とはならない損害保険です。
残念ながら医師賠償責任保険は、確定申告での民間医局を始めとして医師賠償責任保険ではいくつかプランが用意されているので、支払限度額を考慮しながら負担感のないプランを選ぶしかありません。
医師賠償責任保険は入らなくても大丈夫ですか?
もちろん「保険」なので使うようなことがないのが理想です。
ただ医療訴訟で損害賠償が1億を超える金額を請求されることもありえますし、病院だけでなく医師個人を含めて損害請求されているケースもあります。
自動車保険と同じで万が一に備えておくべきだと考えます。
医師賠償責任保険はどのランクを選びましたか?
現在民間医局のABプランを選んでいます。(ちょっと心もとないかなとも思え、1億円の支払限度額になるCプランに変更するか悩んでいます)
これは考え方や働き方によると思いますが、ぜろえんは転職する前に急性期病院で働いていたときは支払限度額が2億円になるプランを選んでいました。
周囲の話を聞くと、外科系、産婦人科、小児科などの訴訟リスクの高い先生方は2億円以上のプランにしている方が多かった印象です。
勤め先の病院の保険に入ってるけど、それだけでカバーできませんか?
医師個人が訴えられるケースがありますし、保険限度額を超える訴えとなる可能性もあります。
残念ながらやはり自分でも保険に入って万が一に備えておくべきでしょう。
常勤先だけでなくバイトにも行くのならなおさらです。
医師賠償責任保険に加入するとして何か注意点があったら教えてください。
契約の支払い対象をよく確認しておきましょう。
医師賠償責任保険の乗り換えを検討している医師は契約の支払い対象が【発見ベース】なのか【損害賠償ベース】なのかというのがポイント。
発見ベースであれば、保険期間中に事故が発見された場合に限り保険金支払の対象となります。
つまり医療事故が判明したのちに保険に入っても保険金はもらえないということ。
保険会社によって【発見ベース】か【損害賠償ベース】かが異なるので乗り換える際に注意しないと保険の空白期間が生じることになります。
ちなみに民間医局では【発見ベース】となっています。
バイト先で起こったトラブルでも対象になりますか?
医師賠償責任保険は保険期間中に、医療行為によって患者に生じた身体の損害が賠償の対象になります。
海外での業務については対象外。
なので日本国内であればバイト先でも問題なし。ただし美容分野は除外されます。
例えば健診、予防接種、オンライン診療などももちろん対象になりますね。
バイトに行く前に医師賠償責任保険に入っているかはしっかり確認しておきましょう。
まとめ
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