今の科でやっていくのしんどい・・・。
転科しようか悩んでいる。
美容外科に興味がある。
この記事を読むと、上記の悩みや疑問が解決できます。
自分の選んだ専門科が本当に良かったのかと悩むことありますよね。
選んだ道を信じて頑張ることも大切ですが、合っていないと感じているなら『転科・転職』するのも選択肢の一つです。
ただ勇気を出して転科・転職したものの、前の職場より働きづらくなったり条件が悪くなってしまったら最悪ですよね?
色々な条件の求人を比較しながら、時にはエージェントに相談したりして見学などもして、「これで大丈夫!」と思ってからいざ転職としたいものです。
こんにちは。 【ゼロから始める医師生活】というブログやTwitterで医師のポイ活やバイト/転職情報などを発信しているぜろえん(zeroen_doctor) です。
@昨今人気になっている美容外科への転科・転職を悩んでいる方に向けて、実際に美容外科に転科・転職をされた医師に記事を書いてもらいました。
実際に転科して、美容外科に転職した方のリアルな体験談になっているので、美容外科に少しでも興味がある方にはうってつけの内容になっています。
転職までの具体的な流れやみなが気になるお金や待遇に関する話ももちろん出てきます。
少しでも気になる方は記事をさっそく読んでみましょう!
ハリーです。
消化器外科で5年外科専門医として勤務した後に、美容外科に転職しました。
美容外科へ転科・転職するか悩んでいる方だけでなく、今の働き方を続けて大丈夫かなと漠然と不安を抱えている先生にもこのような働き方があるという参考になれば幸いです。
具体的に転職を検討する場合は医師転職サイトに登録して、幅広くリサーチすることが重要です。
当ブログでおすすめのサイトについて紹介していますので参考にしてください。

Contents
美容外科に未経験者でも転職できるか?

美容医療へ転職する医師の9割以上が未経験者で、転科しています。そのため大手クリニックなどでは研修制度が充実していることが多い。
未経験者歓迎の求人も多いです。
しかし、美容と関連の薄い診療科からの転科よりも形成外科や皮膚科などの似通った領域の診療科からの転科の方がスムーズに転科できます。
なお美容クリニックの採用担当者がもっとも重要視しているのは『コミュニケーション能力』です。
他には・・・
- ポジティブ思考であること
- 人柄がいいこと
- マナーや身だしなみがしっかりしていること
なども重要視されています。
保険診療じゃないから、求められるものがこれまでの医師人生とは異なるものになるってことだね・・・。
『コミュニケーション能力』がもっとも重要な要素ですよ!
美容外科への転科・転職にいたるまで

私は医局に所属していましたが指導体制の不備などもあり、これ以上自分の成長やキャリアアップをすることは難しい状態になりました。
給与面に関しても、大学病院からの給料は少なく、外勤バイトでの収入でなんとか補填している状態でした。個人でのバイトも禁止されていたため、給与アップもほとんど期待できず・・・。
ちょうど後期研修が終了するタイミングとなり退局・転科を考えました。
もともと外科での経験を積んで手術経験も重ねており、スキルを活かしやすいことや手術手技自体も好きだったこともあり、美容外科を選択しました。
外科→美容外科で転職をしました!
採用までの流れやどんな医師が採用されるか

自分の場合は見学会に参加し、その後面接を行い採用いただきました。
プレゼン能力、共感能力、傾聴力を駆使し患者さまの思いを理解できる医師はリピーターが増えます。
外来診療で培ったコミュニケーション能力も重要なため外科系以外からの転科でも活躍することは十分可能です。
・美容外科に研修医から直接進んだ医師は約40%
・他の診療科目を経験してから美容医療の道に進んだ医師は約60%
形成外科・整形外科・一般外科などの外科系の診療科目を経験した医師の割合は高めです。
その一方で皮膚科・内科・婦人科・救急科などの様々な診療科目から転科してきています。
外科系の出身でなくても、あまり心配する必要はありません。
美容外科での研修内容などについて

一般病院や他科からの転職者でも美容外科の知識や手技をスムーズに習得できるように、研修が実施されている美容外科もあります。
On the Job Training による先輩医師の処置や手術を実際に見学できます。自身で実際の行った手技のチェックなどを行ってくれる場合もあります。
入職1ヶ月程度になると注入治療や二重手術などの比較的簡単な処置を任せてもらえるようになります。
実際に私のケースでは以下のような流れでした。
1ヶ月目:集合研修、クリニック内での見学
2ヶ月目:見学+患者対応、一般縫合処置
3ヶ月目:患者対応、一般縫合+埋没法
以降は個々人のレベルに合わせて手技を習得していくことになります。
研修がきちんとあるなら内科系だった医師でも安心して転職できるな。
美容外科の労働条件について(年収や残業、インセンティブ、SNS運用など)

美容外科医の年収は平均2,181万円で、医師全体の平均年収の1,596万円を大きく上回っています。
ソースはこちら
実際の美容外科の常勤の求人案件のほとんどが年収1,000万円以上となっています。
全国展開の美容外科では主要都市のクリニックの分院長となると年収約4,000万円、大手美容外科で院長となると約8,000万円となる場合もあります。
診療時間は決まっており、完全予約制のクリニックも多くオン・オフがしっかりしています。
ちなみに大手美容外科では分院の院長職となれば、クリニックの月間売り上げによりインセンティブも発生します。
・売り上げの3-5%をもらえる
・純利益の数%をもらえる
・医師個人の施術成果や各分院での売り上げ結果で給料アップする
などの仕組みもあります。
また美容外科では集患のためにSNS運用も重要になってきます。
主なものとしてはInstagramがあり、若い世代だけでなく、年配の方も使用しており幅広い世代にアプローチできます。
Instagramでの検索数も増加傾向にあり、Instagramでの認知を拡大すること患者数の増加を見込めます。
ただノルマはありません。
美容外科に転職したらどれくらい稼げるようになるんだろう?
大手美容外科の分院院長クラスになると相当な額を稼いでいるようですよ。
私の場合は、年収は年次毎に上がったいくシステムに加えて成績に応じてさらに上昇していくシステムになっています(就職するクリニックによって異なると思いますが)。
オンオフがしっかりしているので、仕事があるときは忙しいですが休みはしっかりとれるようになっています。
美容外科医としてどこで働くか?確認しておきたい点をまとめた

転科を考えている医師の方のほとんどは転職経験がなく、何から取り組めばよいかわからないという方も多いでしょう。
たくさんの美容クリニックの中から自分の望む条件のクリニックを探し、本当にそのクリニックが良いのか悪いのかも判断しなくてはいけません。
一般的には大手の方が研修が充実しており、クリニック全体でのサポート体制が充実している場合が多いです。しかし、個々の性格・経歴によっては中規模クリニックも一つの選択肢になるでしょう。
大手のクリニックでは見学会を開催しているクリニックもあるため、実際に見学会に足を運びクリニックの雰囲気や実際に働いている医師の話を聞いてみることも重要です。
以下は私なりにまとめたチェックポイントになるので参考にしてください。
・職場の上下関係
・ノルマが大変かどうか
・ポストなどの待遇条件
・クリニックの雰囲気が自分の性格に合っているか
・クリニックリーダー的な存在と打ち解けられるか
・看護師や医師が早い段階で辞めていないか
・どんな施術を行うのか、それをバックアップする医師がどういう人なのか
他にもクリニック選びのポイントとして『顧客目線』もあります。
・誇大広告を行っていないか
・勤務している美容外科医の経験の豊富さや経歴
・カウンセリングの内容や雰囲気(それらを一貫して担当医が行っているか)
ふむふむ・・・。
クリニック見学に行ったときに確認するようにしておこう。
転職にあたって転職エージェントと相談した

転科・転職するにあたって色々なクリニックの担当者とこまめに連絡を取り合っている転職エージェントと相談し、そのクリニックの状況や人事担当者の傾向、運営母体を把握しましょう。
転職エージェントは医師転職サイトに登録すれば無料で相談できます。
医師転職サイトとして主なものは以下のようなサイトがあります。
・美容医局
・マイナビドクター
・エムスリーキャリア
・美容医局
美容クリニック専門の医師転職サイト。
美容クリニックコンサルティングを実施しているSSFグループが運営しているため美容クリニックとのコネクションが強いです。
美容外科への転科を検討している医師向けにセミナーも開催されています。
・マイナビドクター
株式会社マイナビが運営している医師転職サイト。
取引先医療機関が豊富な点が強みです。非公開求人も多い。
こちらはブログで詳しく解説しています。
マイナビDOCTORは評判通り?医師の私の口コミ体験談を詳しく紹介!
・エムスリーキャリア
日本最大級の会員登録者数を誇る医師転職サイト。
31万人をこえる医師会員という業界トップの実績で豊富なノウハウと高い信頼性が強みです。
こちらはブログで詳しく解説しています。
エムスリーキャリアの特徴を医師が徹底解説!転職や定期非常勤バイトに強い!
美容外科に向いている人、向いていない人

美容外科を受診する患者さまは
「自分の見た目のコンプレックスを改善したい。」
「今よりもさらに美しい自分になりたい。」
といった理由で受診します。
受診理由は保険診療と大きく異なるため、対応にも注意が必要です。
美容外科以外の一般の診療科の診察と比較して
・患者さまの気持ちに寄り添うような姿勢やコミュニケーション能力
・患者さまの悩みの根幹や希望を正確に理解する能力
・問題解決に向けての綿密な治療計画能力
・正確な手技
が求められます。
以上から、このような人は美容外科に向いています。
・患者さまと円滑にコミュニケーションを取ることができる
・流行を意識し、新しい知識・技術を積極的に習得しようとする
逆に美容外科に向いていないのは次のような人です。
・患者さまとのコミュニケーションが苦手だ
・新しい技術・知識を習得するのは億劫だ
・自分でPDCA回すことが苦手だ
・SNSでの集客や売り上げを上げる事が億劫だ
私は美容外科に向いているかなあ、どうだろう・・・
美容外科では、侵襲も強く治療費も高額になることが多いため患者さまからの評価はより厳しいものとなり、理想的な仕上がりや高度な要求を求められることもしばしばあります。
流行を意識することや、新しい技術・機器の知識を積極的に習得しようとする努力も必要になります。
そこが苦にならない方は美容外科に向いていると思いますよ。
一般の診療科とは求められるスキルが異なるため、他科から転科する場合は戸惑いを覚えることもあるでしょう。
美容外科のメリット、デメリット

美容外科でのメリット・デメリットをあげます。
美容外科に転職するか悩んでいる方はメリット・デメリットをよく考えて決断しましょう。
美容外科のメリット①ワークライフバランスを大切にできる
美容外科ではオン・オフがしっかりしています。
診療時間や休診日が決まっていることや、日帰り手術も多く入院患者もいません。
夜勤や日当直など時間外での緊急対応がないことも理由として挙げられます。
日中は忙しいですが、入院患者がいないので急な呼び出しはないですしオンコールのない休日も過ごせます。
まとまった休みも取れます。
家族と過ごす時間や趣味に没頭できる時間が増え、QOLは劇的に向上しました。
美容外科のメリット②高収入が期待できる
一般の医師の平均年収と比較すると美容外科医の平均年収は高い傾向にあります。
実力や経営能力次第では、年収3,000万円以上も十分期待できます。
インセンティブの得られるクリニックも多数あり、自分が頑張った分だけ年収アップにつながります。
病院勤務時代は常勤の仕事を頑張っても特に収入は変わりません。
美容外科でインセンティブがあれば、頑張った分だけ年収を上げることができます。
この点はやりがいを感じられる大きなポイントですよね。
美容外科のメリット③新しいやりがいを見い出すことができる
美容外科では患者さまの「もっと綺麗になりたい」というニーズを満たす手技・処置が多くなります。
今までの診療科にはない患者さまの希望を満たせるというやりがいもあります。
仕事に新しいやりがいを見つけられました。
以上のようなメリットも存在しますが、もちろんデメリットもあります。
美容外科のデメリット①クレームのリスクがある
施術の結果が、患者さまの求める理想と異なっていた場合、クレームを受けるリスクがあります。
目、口、鼻などの顔立ちの印象を大きく左右する部位の施術に関しては相談件数もより慎重な診察・処置が求められます。
身体にメスを入れれば、何らかの危険が伴いますし、「施術自体は成功しても、患者が気に入らないといえば失敗になってしまう」という性質もあり、 美容外科にはどうしても訴訟リスクがあることもデメリットと言えます。
美容医療は自由診療で診療費が比較的高額になります。
無理に治療を受ける必要がないことや、患者さんの治療に対するこだわりも強い傾向にあるので、患者さんからのクレームの割合も保険診療と比較すると多い印象です。
美容医療賠償責任保険があるので加入しておきましょう。
美容外科のデメリット②新たに知識・技術を習得しなくてはいけない
外科系の診療科で元々基礎的な技術を習得していれば、それを活かすことができます。
しかし外科系以外の手技を行わない診療科からの転科の場合、新たに基礎的な手技も習得しなくてはいけません。
知識・技術のみならずコミュニケーションスキルや経験も必要になってくるため、きちんと研鑽を積む必要があります。
特に上を目指すとなれば競争が激しいためより一層の努力が必要です。
美容外科のデメリット③これまでのキャリア、実績、評価の多くを失う
美容外科への転科に限った話ではありませんが、転科した直後は他の美容外科医に専門性や右スキルで太刀打ちすることは難しいでしょう。
転科前の専門領域と転科後の知識・技術をうまく融合することができれば患者の利益を多くすることも可能です。
そのためには数年の鍛錬は必要になります。
ちなみに美容外科に進んだが合わなくて辞めてしまう方も中にはおられます。
正確な数字は分かりませんが、肌感覚では1割程度でしょうか。
美容外科で働くことが嫌になったとしても元の診療科で経験してきたスキルが落ちてしまい、元の診療科には戻りづらいというデメリットもあります。
まとめ
実際に美容外科に転科・転職したハリー先生に詳しく話を聞きました。
美容外科はオンオフがしっかりしているので、仕事があるときは忙しいですが休みはしっかりとれます。頑張った分だけ年収アップも目指せます。
少しでも気になっている方は転科・転職を考えてみてはいかがでしょうか。
医師であることを利用してカンタンに稼ぐ方法があります。
それは医師のポイ活です。
いわゆるポイ活と違い、医師のみを対象としているサイトを利用するため驚くほど高単価に設定されています。
そこで当サイト管理人ぜろえんが9つのポイントサイトについて登録の仕方から効率的な稼ぎ方まで詳しく紹介しています。
これらのサイトは実際に管理人ぜろえんが利用し、2020年は27万円を稼いでいます。
バイトを詰めこみ稼ぐのもアリですが、医師のポイ活でせっせと楽して稼ぎましょう。
\今すぐ読んでみる/